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日本選手権(女子フィールド)

やり投で海老原が2投目でトップに立つと4投目にj56m71を投げ、B標準突破して優勝。代表に近付いた。

棒高跳は4m30以上の記録を持つ選手のうち日本記録保持者の錦織とその前の日本記録保持者の近藤がともに4m10を失敗して記録なし、中野が4mは成功するも4m15を失敗。唯一4m10を成功した我孫子に優勝が転がり込んだ。A標準とかいう以前に全く勝負にならず煮え切らない競技だったに違いない。

ハンマー投は予想通り室伏と綾の一騎打ちとなったが、優勝した室伏でも62m98と低調。2人で67m台を投げていた頃は世界が見えていたのだが、このところは霞んでしまっている。

三段跳も世界が全く見えない種目。吉田が13m12とかろうじて13mを超えたが、B標準でも14m00。走幅跳で記録を伸ばしてきた桝見あたりが本気でやらないと14mには届きそうにない(桝見の三段跳はあまり聞かないが、4年前に13m11を跳んでいる)。

砲丸投は豊永が優勝したが記録は15m66。自己記録にも2m近く足りない。B標準が17m20とかつてよりかなり下がっているのでB標準くらいは行ってもらいたいのだが。未だに森千夏の永眠が惜しまれる。

走高跳は福本という聞きなれない選手が1m86で優勝したが、旧姓青山。ハニカット(太田)、今井が退いたあとはもうこの選手しかいないのが寂しい。2位でも1m78でこの種目の凋落は激しい。

走幅跳は桝見が6m57で優勝。池田はまさかの3位(6m42)。桝見はB標準(6m60)を突破していないので今大会の結果で代表に選考されることはないが、もし6m60を超えていたらどうなっていたか?不調に陥っている池田より勢いのある桝見を選ぶということもあったのではないか。池田の不振の原因は福島回帰にあるのではないかと思うのは私だけだろうか。落ち着いて1ヶ所で競技に打ち込んだほうがいいと思うのだが。

円盤投は室伏がハンマーと合わせ2冠を達成したが、53m36はB標準に5m64も足りず、本人のベスト記録にも5m以上及ばない。それでも2位を5m40も引き離すという状況で、この種目の将来は一体どうなってしまうのか。

7種競技は第一人者の中田が順当勝ちしたが、5576点と自己記録に遠く及ばないばかりか、B標準(5800点)にも全く届かず。自己の持つ日本記録の時と比べると、投擲と800mはそれほど乖離がないが、スプリント(100mH、200m)と跳躍(走高跳、走幅跳)がかなり落ちているのが気になる。

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