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2006年08月29日

IAAFグランプリ(リエティ大会)

8月27日、イタリアのリエティにて開催。男女の中距離で好記録が出ている。

男子
400mはキカヤ(コンゴ)が今季世界4位の記録となる44秒46。
800mはハイレベル&大混戦。ムラウジ(南ア)1分43秒09(今季世界最高)を筆頭に、ブンゲイ(ケニア)1分43秒31、ソム(オランダ)1分43秒52…と続き第1レースは7位まで43秒台。第2レースでもリード(加)が1分43秒93で総合8位に入り、上位8人が1分43秒台。ラムジ(バーレーン)は第1レース8位(1分45秒12)に沈んだ。
1500mはラガト(米)が今季自己最高の3分29秒68。
3000mはソンゴク(ケニア)が今季世界最高の7分28秒72。タリク・ベケレが7分29秒11で2位に入った。
棒高跳はウォーカー(米)が5m87。

女子
400mは欧州選手権の覇者スタンボロワ(ブルガリア)が49秒53。ジャマイカのN.ウィリアムズも49秒64と50秒を切った。
800mは今季世界1位のジェプコスゲイ(ケニア)が1分57秒07で完勝。
1500mは昨年世界1位のジャマル(バーレーン)が3分56秒18。2位、3位はロシア勢で今季世界1位のチジェンコが3分57秒29、トマショワ3分57秒50。日本の吉川は19位から20秒以上遅れる4分34秒73で完走者中最下位に沈んだ。
3000mSCはヤノウスカ(ポーランド)が9分22秒48。早狩は10分02秒70で11位に終わった。
400mHはディーマス(米)が53秒67。

2006年08月28日

箱根駅伝のシード校ルール改定

学連選抜チームが10位以内に入るとシード校を1校減らし、予選校枠に回すことにするらしい。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20060825ie24.htm

学連選抜が上位に入るということは、予選落ちした学校の中にも優れた選手がたくさんいるのだから出場枠を1つ増やすというのなら、選抜チームのモチベーションも上がると思うが、10位以内に入っても本来シードになるはずの学校を1校蹴落とすことになるだけというのは、意図がよく分からない。もしかすると今までもそういうルールだったのを明確化しただけかもしれないのだが。

2006年08月27日

北海道マラソン

男子は渡邉共則(旭化成)が2時間17分50秒で優勝。3秒差で久保田満(旭化成)が2位に入った。
女子は吉田香織(資生堂)が2時間32分52秒で優勝。2位を6分引き離した。
なお、りかちゃんこと星野芳美さんが2時間42分23秒で4位入賞!
このレースで引退を表明していた千葉真子は2時間48分58秒の11位。

男子優勝渡邉選手のラップ。
5km16'25、10km32'13(15'48)、15km48'17(16'04)、20km1:04'09(15'52)、25km1:20'20(16'11)、30km1:36'48(16'28)、35km1:53'27(16'39)、40km2:10'46(17'19)、GOAL2:17'50(7'04)

女子優勝吉田選手のラップ。
5km18'08、10km35'48(17'40)、15km53'13(17'25)、20km1:10'46(17'33)、25km1:28'29(17'43)、30km1:46'43(18'14)、35km2:05'26(18'44)、40km2:24'35(19'09)、GOAL2:32'52(8'17)

2006年08月26日

秋の気配

昨日の夕立で気温がぐっと下がり、今日は午後に瞬間的に30度を超えたようだが、部屋にいても窓を開け放しておけば涼しい気候。夕方外に出ると、今年初めてツクツクホウシの鳴声を聞いた。夜になると今度は鈴虫の音色が…。秋がもうすぐそこまで来ていることを実感する。

今夏の気温はどちらかといえば西高東低型だったようだ。静岡はといえば、その中間で特別暑くもなく、かといって冷夏でもなかった。毎年静岡の平均気温を押し上げているフェーン現象による異常高温が今年はなく、34.8度が8月のここまでの最高。8月の25日までで見ると、最高気温の平均は30.9度、最低気温の平均は23.9度と平年をほんのわずか上回った程度。25日中真夏日は16日、熱帯夜は8日と平均的。

男子4×800mRで世界新

8月25日、IAAFゴールデンリーグがベルギーのブリュッセルにて開催。
4×800mRという珍しい種目が行なわれ、ケニアチームが7分02秒43の世界新。2位米国も7分02秒82の世界新だった。ケニアは1.46.3-1.44.6-1.46.1-1.45.5でつないだ。ちなみに従来の記録は1982年に英国がマークした7分03秒89で、この時のオーダーはエリオット、クック、クラム、コーだった。

その他の主な記録。

男子
200mはゲイ、カーター、スペアモンの米国勢の争い。+0.2mの風の中、ゲイ19秒79、カーター19秒97、スペアモン20秒02。
400mはウォリナーが44秒29、以下5位までが44秒台。
1500mはバーラ(仏)が3分32秒01のシーズンベストで1位。18位まで3分40秒を切っている(完走19名)。
5000mはK.ベケレ(エチオピア)が12分48秒09の今季世界最高。3000mまで弟のタリク・ベケレが3000mまで7分34秒という世界新を狙えるペースで引っ張ったが、その後ペースが鈍った。
ベケレのいない10000mで怪記録。ケニアの弱冠20歳、M.Kogoが26分35秒63の世界歴代6位。タデッセ(エリトリア)も26分37秒25で歴代8位に浮上、キプロプ(ウガンダ)が26分41秒95。
3000mSCは向う所敵なしのシャヒーン(カタール)が8分04秒32。

女子
100mはシンプソン(ジャマイカ)が10秒95(+0.3m)。
5000mはT.ディババ(エチオピア)が14分30秒63。世界記録保持者のデファール14分33秒78。1973年生のペイヴィー(英)が14分39秒96で3位に入っているのが注目される。
100mHはペリー(米)が12秒55(-0.3m)。
棒高跳はイシンバイェワ(ロ)が今季4度目の4m80超えとなる4m81。

2006年08月25日

恐竜展@浜松科学館

dinosours.jpg8月24日、浜松科学館で開催中の恐竜展に行ってきた。小さな建物なので、恐竜展とは言っても、幕張メッセでやっているような大きさで圧倒するようなものではなく、恐竜から鳥への進化をテーマにしたもの。画像は会場で売っていたパンフレット(福井県立恐竜博物館発行)。鳥とも恐竜とも言いがたい「微妙」な化石や写真を数多く展示。
当日、たまたま5万人目の入場者がいて、記念品として何かの化石をもらったとのこと。もう少し入場時刻をずらしていればもしかしたら当たったかも。

冥王星、惑星から陥落

帰省で3日間家を空けている間に惑星の定義が確定してしまった。結局、当初案は反対意見の嵐で全く採用されず、天文に詳しい人ならば極めて合理的な結末「冥王星は惑星から除外する」ことになった。

新たな惑星の定義として「1.恒星の周りを回る」「2.重力平衡のためほぼ球形」「3.軌道近くで圧倒的な質量により他の天体を撒き散らして(あるいは合体して)残った」ことが条件とされた。冥王星は、海王星や最近発見されたエッジワース・カイパーベルト天体(EKBO)と軌道が近く、それら近傍の天体の中で他の天体を撒き散らすほど圧倒的な質量を持っていないことにより、3つ目の条件を満たすことができない。

今回驚いたのは、結論ではなく、マスコミの騒ぎぶり。確かに教科書をつくっている出版社とか困惑しているだろうなとは思うが、一般の人から見てそんなに大事件でもないだろうに。冥王星が消えてしまうと誤解する人が出そうな気がする。天文に詳しくはないが少し前(当初案が公開された頃)から関心を持った人は「セレス」とか「カロン」とか「2003UB313(愛称ゼナ)」など訳のわからん「惑星」が突然現れたと思ったら今度は馴染みの冥王星が「降格」だの、かなり混乱しているのではないか。

2006年08月23日

ガトリンの処分決定、事実上の引退へ

ドーピング疑惑のジャスティン・ガトリンの処分が米国反ドーピング機関により決定が下され、8年間の出場停止となった。24歳のガトリンにとって、事実上の引退となるだろう。9秒77の世界記録も抹消される。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/headlines/track/20060823-00000005-kyodo_sp-spo.html

出場資格の永久剥奪も考えられたが、今後調査に協力することを前提に8年間とされたとのこと。ガトリンの協力次第では、今後次々と事実が明らかにされ出場資格を剥奪される選手が続出する可能性もあり、予断を許さない。

欧州屋外競技会(リンツ)

8月22日、オーストリアのリンツで開催。
男子110mHでロブレス(キューバ)が13秒13(+0.4m)。A.ジョンソン(米)は13秒19で2位。
走幅跳は今回もサラディノ(パナマ)が強く、8m43(-0.1m)。
女子は珍しい1000mがあった。800m、1500mとも強いチジェンコが2分33秒49。ちなみにこの種目の世界記録は2分28秒98(96年、マステルコワ)。
女子砲丸投はヴィリ(NZL)が19m83の平凡な記録で…と思いきや、今年20mを超えているのがヴィリを含めてまだ3人とか。過去の記録って一体…

フロレス島の新種人類説に「待った」

インドネシアのフロレス島で発見され、2004年に英科学誌ネイチャーにより伝えられた「ホモ・フロレシエンシス」。ジャワ原人の亜種の最後の生き残りとされ、島しょ効果(狭く閉ざされた地域に生息する生物は小型化する)により成人の身長が約1m、脳の重量はチンパンジー並みの400gしかない。ホモサピエンスが登場して10万年以上、ネアンデルタール人が絶滅した後も細々と子孫を残し、わずか1万3千年前に絶滅したという。

ところが、この説に反論する論文が米科学アカデミー紀要に近々掲載されるとのこと。新説では、あくまでホモ・サピエンスの一種が小型化したものというのが要旨。日本でもかつて、琉球諸島にいた港川人がその小ささ(成人男性でも140cm位)にホモ・サピエンスとは別種と考えられていたものの、結局は島しょ効果による小型化に過ぎないことが明らかになったが、それの更に極端な例に過ぎないということだ。

前者の説の方がより人類進化のロマンを感じられるのだが。

2006年08月22日

カロンが惑星なのに月はなぜ衛星?

国際天文学連合総会で衛星の定義として「惑星との共通重心が惑星の内部にあるもの」とされているため、冥王星の衛星とされてきたカロンが惑星に昇格しようとしている。ちなみに冥王星自体は、惑星ではあるもののPluton(冥王星群?)という特殊なカテゴリーに位置付けられている。冥王星にとっては実質「降格」に近い。

冥王星の質量は地球のわずか452分の1。月と比べても0.18倍しかない。しかしカロンの質量は冥王星の9分の1もある。冥王星とカロンの距離19300kmから共通重心を割り出すと、冥王星の中心から1,934kmの所にある。これは冥王星の半径1,137kmよりも大きい。つまり共通重心は冥王星の外側にあるため、カロンは衛星ではなく、冥王星との二重惑星ということになる。

一方、月の質量は地球の81分の1。これでも母星比では太陽系内でカロンの次に大きい。地球と月の距離384,400kmから共通重心は地球の中心から4,672kmと出る。地球の半径は6,378kmだから、共通重心は地球の外部に出ていない。したがって地球と月は二重惑星とは言えないことになる。しかし、月は誕生以来、地球から徐々に遠ざかっているので、地球との距離が約53万kmを超えると共通重心が地球の外に飛び出て、月は惑星の仲間入りすることになる。もっとも、現在の遠ざかる速度(年間3.8cm)から計算しても、それは37億年くらい先のことである。

もし、今回の案が採用されてカロンが惑星に昇格すれば、月は太陽系の中で母星比質量が最大の衛星に昇格することになる。

全日中

香川・丸亀で8月19~21日にかけて開催。
中学新が4種目出ている。
男子400mで柳澤純希(北海道・七飯大中山)が48秒25。48秒37の中学記録を14年ぶりに更新。柳澤は200mでも2位に入っている。
110mHで矢澤航(神奈川・岩崎)が13秒84(+0.6m)。2位宮内(鹿児島・西紫原)の14秒02も昨年までの歴代4位にあたる。
砲丸投で鈴木郷史(静岡・東伊豆稲取)が16m32。といっても、今年から正規の重量が4kgから5kgへと変わり、4kgの時は19m41が中学記録。昨年までの高校重量(5.443kg)で16m24。あまり機会に恵まれない中での記録なので、実質はもう少し上だろう。とはいっても今回の記録は2位に1m27もの大差をつけてのものであり、好記録であることは間違いない。
女子4種競技で岡部ソフィ満有子(山形・宮川)が3110点。100mH15秒10、走高跳1m67、砲丸投11m91、200m25秒87。岡部は走高跳の単独種目でも3位に入っている。

大会新は2種目。
女子800mで谷本有紀菜(山口・田布施)が2分09秒67。まだ2年生で、中2最高らしい。昨年2年生で優勝した鈴木亜由子(愛知・豊城)は優勝候補筆頭だったが、決勝では転倒したらしく、5位に終わった。
しかし、その鈴木は1500mでは4分24秒74の大会新をマークし、こちらは2連覇。ちなみに大会記録は小林(現須磨学園)が持っていた。

その他の主な記録。
男子200mは嵐川愛斗(東海大浦安)が21秒88(+1.6m)。
男子400mRは熊本・今津中が43秒37。
男子4種競技は舘野哲也(茨城・総和北)が2813点。110mH14秒82、砲丸投13m85、走高跳1m57、400m50秒72とラン種目で稼ぐタイプ。2位木下(京都・八条)は2791点であるが、15秒61、15m53、1m66、53秒03。投擲でこれだけ強く、400mもそこそこ走れるので将来性はこちらの方が上かも。

2006年08月21日

またも転倒、負傷!!

今日から5日間、1年間に一度取得が義務付けられている休暇。
その初日、朝から強い日射しで暑い中ジョグしていたところ、不覚にもつまづいて転倒。橋の上で、継ぎ目に足を引っ掛けたようだ。2ヶ月前にも激しく転倒して負傷したばかりでまだ傷跡も残っているのに…。走っているときに転倒すると想像以上に大怪我になる。今回もかなり激しく転倒し、顔面を打った。眉毛のあたりを結構深く切ったようで、血がボタボタと落ちて止まらない。唇と口の中も切ったようだ。サングラスは擦れてもう使い物にならないだろう。まあ今日していたのは安物だから大したダメージではないが。

その他、左右の手のひら、左手の中指と薬指、右の肩、右膝と計6箇所の裂傷。右膝は打撲したので走るのは止めておこう。とりあえず傷をきれいにしなければ、と思いふと腕時計に目をやると、これが一番ショックだった。今月買ったばかりの腕時計の文字盤がグシャグシャに割れてしまっていた(泣)。なんとかかんとか家に帰って鏡を見ると、やはり顔の傷だけに目立つ!連休の初っ端から本当についてない。

ちなみに、今年は数えで42歳、「大厄」である。

IAAFスーパーグランプリ(モナコ)

8月20日モナコ開催。
男子走高跳でロシアの21歳新鋭、欧州選手権を2m36で制したシルノフが今競技会で更に記録を伸ばし、2m37で自己の持つ今季世界最高を更新。
女子3000mSCには日本の早狩が出場したが、速い展開にペースを惑わされたか、10分21秒91で完走者15名(1名はDNF)中最下位に終わった。1位は欧州選手権の覇者トゥロワ(ベルラーシ)で9分20秒16。
女子棒高跳はブラジルのムレアが4m66で1位、4m61に終わったピレク(ポーランド)を抑えた。

2006年08月20日

世界ジュニア選手権2006

8月15日~20日にかけて北京で開催。
日本人選手も数多く出ていたが、全般的に低調に終わった。特に高校生にとってはインターハイ直後ということで既に燃え尽きてしまった選手が多いという理由もあるが、今年の高校生(特に男子)の水準の低さも一因ではないか。
ジュニアは記録のレベル感がよくわからないのと、世界的にはまだまだ無名の選手がほとんどなので、詳細は省略(というか、単に面倒なだけ?)。

第19回欧州選手権

遅くなりましたが、8月7日~13日までイエテボリで開催された欧州選手権の結果。
最も好記録と思われるのは男子走高跳のシルノフ(ロ)。2m36の大会新、今季世界最高。5人が2m30以上をマーク。

その他の好記録、大会新など。

男子
100mはオビクウェル(ポルトガル)が9秒99(+1.3m)の大会新。オビクウェルは200mも20秒01(+1.6m)のポルトガル新で2冠。
マラソンはバルディニ(伊)が2時間11分32秒で優勝。
三段跳はオルソン(スウェーデン)が17m67(-0.7m)を2回目に跳び、あとはパスで優勝。
ハンマー投はティホン(ベルラーシ)が今季自己ベストの81m11で優勝。
円盤投はアレクナ(リトアニア)が1投目に68m67を投げてそのまま逃げ切り。
10種競技はシェブルレ(チェコ)が8526点。

女子
400mはスタンボロワ(ブルガリア)が唯一人50秒を切る49秒85で優勝。準決では49秒69をマークしている。
800mはロシアがワンツー。コトリャロワ1分57秒38、クリュカ1分57秒48。
1500mもロシアのワンツー。トマショワが3分56秒91の大会新、2位チジェンコは3分57秒61。
5000mはドミンゲス(スペイン)が14分56秒18の大会新。アベイレゲッセ(トルコ)は3位に終わった。
100mHはカルー(スウェーデン)が12秒59(+0.5m)。
3000mSCはトゥロワ(ベルラーシ)が9分26秒05の大会新で優勝。
走高跳はエルボー(ベルギー)が2m03の大会新で優勝。同記録ながら2位はヴァネワ(ブルガリア)。ベリークイスト(フィンランド)、ブラシッチ(クロアチア)は2m01でそれぞれ3位、4位に終わった。
走幅跳はコロチャノワ(ロ)が6m93(+1.3m)で優勝。
三段跳でレベデワ(ロ)が6回目にそれまでの14m92を大きく上回る15m15(+1.4m)の大会新を跳んで大逆転。ギリシャのデヴェツィは1回目に15m05(+0.9m)を跳んだが逃げ切れず。3位は6回目に15m02(+0.9m)のピャティフ(ロ)。
棒高跳はイシンバイェワが4m80の大会新、ハンマー投はリセンコ(ロ)が76m67の大会新、7種競技はクリュフトが6740点の大会新。

IAAFゴールデンリーグ(チューリヒ大会)

8月18日、チューリヒで開催。
男子100mでパウエル(ジャマイカ)が自身3度目9秒77(+1.0m)、世界タイで1位。2位タイソン(米)も9秒84の好記録。

800mは高いレベルの混戦。1位ムラウジ(南ア)1分43秒38、以下ソム(オランダ)1分43秒45、ブンゲイ(ケニア)1分43秒67、ラルー(モロッコ)1分43秒91と1分43秒台が4人。
5000mはケネニサ・ベケレが今季世界最高の12分48秒25、ソンゴク(ケニア)が12分48秒66。
3000mSCはシャヒーン(カタール)が7分56秒54。400mHはヤコヴァスキ(ギリシャ)が47秒92。
棒高跳はウォーカー(米)が5m85で1位、2位は同記録でバージェスとフッカー(共に豪)。澤野は5m50の10位に沈んだ。
円盤投はアレクナ(リトアニア)が68m51、10cm差でカンテル(エストニア)が続いた。やり投はピトカマキ(フィンランド)が88m27。

女子は目立った記録が少なく、走高跳でヴェネワ(ブルガリア)が自己タイの2m04で2m02のベリークイスト(スウェーデン)を抑えた。ブルガリアの走高跳は歴代1位のコスタディノワ2m09、2位アンドノワ2m07など伝統的に強い。

2006年08月19日

女子ハンマー投でリセンコまたも世界新!

World Athletic Tour 2006(タリン大会)
8月15日、エストニアの首都タリンで行なわれた競技会。
女子ハンマー投でリセンコ(ロシア)が77m80の世界新をマーク。リセンコは6月24日にも77m41の世界新を記録している。

マリオン・ジョーンズも薬物疑惑

http://www.nikkansports.com/sports/f-sp-tp0-20060819-77691.html

やはりというべきか、ガトリンに続き、BALCOと関係のあるマリオン・ジョーンズも全米選手権でのドーピング検査で陽性反応。
しかしジョーンズは長距離選手でよく摘発されるEPO(エリスロポエチン)であった点がやや腑に落ちない。

ちなみに同日、チューリヒで行われた競技会で、パウエル(ジャマイカ)が自身3度目の9秒77(+1.0m)の世界タイ。9秒7台はみんな怪しいという声もささやかれるこの頃だが、「やはりお前もか」と言われることのないよう願いたい。

2006年08月17日

太陽系惑星は12個になるか?

8月14日からチェコで開かれている国際天文学連合総会で「惑星」の定義が変わるかもしれないと以前書いたが、その原案が公開された。
http://www.astroarts.co.jp/news/2006/08/16planet_definition/index-j.shtml

案によると、
・惑星とは「重力平衡の結果ほぼ球形で、恒星の周りを回り、恒星・衛星でないもの」
・衛星とは「惑星との共通重心が惑星の内部にあるもの」
・黄道面上でほぼ円軌道を持つ惑星を「Classical Planets(古典的惑星?)」という。但し、セレス(火星と木星の間の小惑星帯にある最大の小惑星)は特別に「Dwarf Planet(小人惑星?)」という。
・海王星付近より遠く、軌道と黄道面との傾きが大きく、離心率の高い惑星を「Pluton(冥王星群?)」という。

この結果、
・水星~海王星はClassical Planetsで文句なく惑星。
・セレスは小惑星から「惑星」に昇格。但しDwarf Planet。
・冥王星は惑星の座を維持するも、Pluton。
・冥王星の衛星とされていたカロンは、冥王星との共通重心が冥王星外にあるため、惑星。ただしPluton。
・最近発見され、冥王星よりやや大きいとされる「ゼナ」は惑星。ただしPluton。
以上で、この案が承認されれば惑星は12個ということになる。なお、「月」の場合は、地球との共通重心が地球の内部にあるため惑星ではなく「衛星」になる。

ここで疑問がいくつか出る。
・小惑星帯の中には、セレス以外に重力平衡による球形の天体は他にないのか。
・セドナやクワォワーはカロンよりも大きく、ほぼ球形と認識している。
・もし未知の褐色矮星が存在したら、それは今回の定義では惑星になる。(従来は連星の一種とするのが一般的)

この案が承認されたとしたら、多くの天文ファンは失望するだろう。

2006年08月15日

第10回梅ヶ島LSD無事終了

20060813.jpg
1997年から始まった「梅ヶ島LSD」も10回目を迎えた。前日の雨で気温が下がり、曇り空で涼しい天候。今年の参加者(走者)は12名(他にサポート2名)とここ数年と比べるとやや少なめだったが、女性4名と女性の積極ぶりが目立った。

静岡駅(海抜17m)スタートは8時20分頃。やけに信号待ちが多く、この調子では何時に着くんだろうとちょっと不安になる。しかし市街地を抜けるといつも通り。それほど暑さに苦しむこともなく約6.4km先の第1休憩所(福田ヶ谷のサークルK;海抜63m)に到着。

安倍街道をそのまま北上し、昨年からほとんど工事が進捗しているようには見えない第二東名、牛妻の狭い街道を通過すると安倍川が見えてくる。8km先の旧「竜西橋」(注:数年前の大雨で崩壊してしまい、現在は200mほど下流に新しい橋が架けられている)のたもとにある「さおしん」で第2休憩(海抜130m)。ここできらーさん持参のすいかを切り、水分補給。

第3休憩所は約7km先の「真富士の里」(海抜190m)。ここまで思ったほど気温も上がらず、まだリタイヤも出ない。水道で水浴びをしたが、このあたりに来ると水も冷たくて気持ちがいい。そして売店で当然のごとく名物「わさびソフト」(315円)を食べる。

気持ちをリフレッシュして第4ステージのスタート。しばらく日なたが続き、暑さと日射しの強さを感じる区間。距離も約7.7kmと比較的長い。真富士の里までは緩やかに登ってはいるものの、登りらしい登りはなかったが、この区間になると細かな登りが入ってきて、海抜も290mまで上がる。第4休憩所の「有東木園」には自販機がないので、真富士の里で買っておいたドリンクで水分補給。

有東木園を出ると、いきなり登りで少し気持ちが萎えるが、この区間は新しい橋やトンネルができてこのLSDを始めた当初からはかなりショートカットされていて、距離は約6.2kmと短い。その代わりに細かな登りが断続的にあり、1ヵ所まっすぐできつい登りの橋がある。海抜も第5休憩所の梅ヶ島小中学校前「市川屋」で435mになる。しかしここまで来ると暑さをあまり感じなくなる。この時点で脚は非常に軽く、ゴールの「新田温泉黄金の湯」の更に先、梅ヶ島の温泉街まで一人で行く決意をした(本来はこちらがゴールだったのだが、その3km手前に立派な市営温泉ができたので、途中からゴールを変更した)。

3km先まで行って、更に戻ってこなければいけないので、先にスタートさせてもらった。ここからは全く一人旅。この区間は別名「山岳区間」とも言い、長くてきつい登りが何ヶ所かある。まずは約6.9km先の黄金の湯(海抜725m)を目指すが、さすがに今までの登りとは違う。特に40km近く走った後の「赤水の滝」付近の登りは堪える。ふくらはぎが痙攣しそうになる悪い癖が出てしまう。そこを何とかしのぐと黄金の湯の前後3~4kmは比較的平坦。そして黄金の湯をノンストップで通過。

しかしノンストップはさすがに欲張りすぎた。少し給水しておけばよかったと思っても後の祭り。残り1kmの急坂を迎える前に脚が痙攣を始めた。一度立ち止まってふくらはぎを伸ばし、気を取り直してリスタート。なんとか3.1km先の梅ヶ島温泉に辿り着いた。海抜約880mまで登ってきた。自販機でドリンクを買ってのみ、小休止した後、再び黄金の湯に戻る。走り出してしばらくした後はまだ脚がピクピクしていたが、平坦に近くなってくるとそれも収まり、黄金の湯でゴール。他のランナー達は先に入湯していたが、サポートの2人が待っていて迎えてくれた。約48kmの行程を完走、実走行時間は4時間03分だった。涼しかったこともあるが、完走率も高く、無事終了。

入浴後はバスの出発時刻までつまみを食べながら軽く一杯(2杯、3杯の人も?)。きらーさんの車と路線バス組の2つに分かれて静岡市街に戻る。バスに乗るだけで1時間40分、料金は1500円もかかることが距離を実感する。また、来た道を車で戻ってみると、下りがかなりきつく、結構登ってきたんだと実感できる。静岡市街で再度合流し、温泉で飲み足りなかった分、二次会で大いに歓談して充実した1日が終わった。来年も再来年も、賛同してくれる人がいる限り続けたい。

2006年08月10日

梅ヶ島LSDエントリー状況

8月11日21時現在、正式に参加表明されている方です(敬称略)。
りかねん、りかちゃんの旦那、Gucci、ちえ、みえ、秀、777、きらー、亀ベー、はやと丸、くりりん、走麦酒瓶知人、たつやん
以上、13名

なお、サンモリッチさんと走麦酒瓶さんがきらーさんの車(定員8名)でサポートしてくれるとのことです。
参加表明、連絡、質問等はこちら
http://net-rc.com/rikanen/bbs/bbs101.cgi

森千夏さん永眠

女子砲丸投で18m22の日本記録を持ち、虫垂がんで治療中だった森千夏さんが亡くなるというショッキングなニュースを夕刊で知った。まだ26歳。わずか2年前のアテネオリンピックに出ていた(当時すでに体調を崩していたようだが)のが信じられないくらい。実業団スズキに所属していたので、特に静岡県の陸上関係者、陸上ファンにはおなじみの選手。
日本人にとって前人未到の18m台をマークしたときは、その年の世界30傑内に入っており、19mを超えれば10傑入りという水準まで到達していた。当時の年齢から考えて(投擲種目は年を重ねるごとに技術が高まり、高い年齢で生涯記録をマークすることが多いため)世界に通用するプッターになれると期待していただけに、残念でならない。
謹んでお悔やみ申し上げます。

2006年08月06日

腕時計(TIMEX T5E411)

TIMEXのIronman Triathlon 75-lap O.V.Aという時計。
ランニング雑誌等にもよく出ている、手首の横側に文字盤が位置するちょっと変わった時計だ。
http://www.timexwatch.jp/main.html

近くのドンキで10,980円(定価14,700円)で売っていたので、なかなかお買い得かもと思いながら店員を呼んで、「試しにはめてみたいんですけど」とケースから出してもらい、試着した。ところが、バンドが大きすぎ、私の細い手首ではゆるゆるでとてもランニング中に腕にはめられるものではなかった。文字盤は見やすそうで、スタート、ラップ計測の操作もしやすそうだったのに、残念!

高校生の競技レベルが急低下

2006年の高校総体も終了。今年の総体は、何といっても女子200mで中村宝子(浜松西)が出した23秒48の日本ジュニア新、高校新が光る。その中村を100mで圧倒した高橋(埼玉栄)の11秒63など、女子スプリンターの当たり年となった。

一方で、詳細は「続きを読む」以降に示すが、全般的には過去10年の記録と比較しても低調な記録での優勝が目立った。
過去10年間で8番目以下の種目は、
男子/400m、110mH、400mH、3000mSC、5000mW、400mR、走高跳、走幅跳、三段跳
女子/走幅跳、円盤投

ちなみに過去10年間で3番目以上の種目は、
男子/100mのみ
女子/100m、200m、400m、1500m、3000m、110mH、400mR、1600mR
となっている。

大阪は暑いとか理由はあるだろうが、女子ではちゃんと記録は出ている。男子の競技力低下は深刻と言わざるをえない。
男子跳躍種目は30年位前に遡ってしまったような感がある。新聞等で時々見かける体力テストの結果でも、瞬発力が低下しているようなことを言っている。高校の競技会の役員をやることがあるが、補助員の態度を見ていても女子は比較的真面目にやっているのだが、男子はどこかだらけている気がするのも因果関係があるかもしれない。まだ少子化の影響というには早すぎる。私生活、食生活をきちんと改めなければ数年後にはオリンピックにも選手を出せなくなってしまう。

■男子


種目2006年の
記録
過去10年の
最高記録
過去10年の
最低記録
今年の
記録水準
(過去10年)
100m10秒4110秒3010秒713位
200m21秒1420秒7921秒484位
400m47秒9446秒1847秒9410位
800m1分52秒351分50秒221分53秒076位
1500m3分46秒643分40秒213分51秒785位
5000m13分57秒2113分36秒4414分19秒276位
110mH14秒5013秒9814秒798位
400mH52秒0150秒7852秒069位
3000mSC8分58秒468分52秒539分08秒428位
5000mW22分16秒7521分10秒1722分42秒768位
400mR40秒9240秒1841秒018位
1600mR3分11秒453分09秒673分13秒794位
走高跳2m062m152m069位タイ
棒高跳5m105m405m004位タイ
走幅跳7m477m777m4710位
三段跳15m1215m9015m079位
円盤投53m6657m1451m904位
やり投69m9373m9863m342位
8種競技5743点6235点5724点8位※

※8種競技は砲丸投の重さが変わったため参考。

■女子


種目2006年の
記録
過去10年の
最高記録
過去10年の
最低記録
今年の
記録水準
(過去10年)
100m11秒6311秒6312秒151位
200m23秒4823秒4824秒861位
400m54秒1754秒1755秒901位
800m2分05秒522分04秒002分10秒304位
1500m4分13秒434分09秒604分20秒363位※
3000m9分01秒378分55秒769分18秒343位
110mH13秒5413秒7714秒321位
400mH59秒4158秒6661秒005位
3000mW13分33秒3713分04秒4414分17秒775位
400mR46秒3046秒0247秒082位
1600mR3分43秒273分43秒273分47秒191位※
走高跳1m741m801m715位タイ
走幅跳5m936m335m9310位
砲丸投14m3015m5313m474位
円盤投43m5146m5741m098位
やり投49m5653m7246m994位
7種競技5144点5246点4799点4位

※女子1500mと1600mRは過去6年間。

高校総体終了

男子
砲丸投は宮田(東京学館船橋)が16m69。今年から5.443kg→6kgに変わったのでレベル感が今一つピンと来ないのだが、全国大会前に16mを超えた選手がいないのだからまずまずの記録だろう。
ハンマー投で吉田(滋賀・八幡)が64m54の高校新で優勝。もっとも、今年から重さが6kgに変わっているため。従来は室伏が6.35kgの重さで73m52を投げている。
8種競技も塩塚(兵庫・高砂南)が5743点の高校新を出しているが、これも砲丸投の規格が変わっているため。

女子
100mで高橋(埼玉栄)が向風0.3mの中で高校記録に1/100秒と迫る11秒63で快勝、3連覇達成。脚の動きが米国の黒人選手に近く(キック時に膝を伸ばさず、軸足が重心の真下を通過する時に、既に反対脚が重心より手前に出る)、将来性ありと見る。
200mで中村宝子(浜松西)が23秒48(+0.6m)の驚異的高校新、ついでにジュニア新、日本歴代3位! 2位高橋は2冠ならずも23秒71で同じくジュニア新・高校新。
400mはランキング1位の田中(筑紫女学園)が54秒17の高校歴代8位に相当する記録で優勝。
1500mは小林(須磨学園)が他を寄せ付けず4分13秒43でまず1冠。終盤ペースが落ちたのはスタミナ切れだったのか、あるいは温存か。小林は3000mも9分01秒37で2冠達成。
110mHは寺田(恵庭西)が13秒54の大会新だったが、向風1.7mの中でのこの記録は高校記録13秒44以上の価値といってもよい。
400mRは埼玉栄が46秒30で5連覇。6位でも46秒78と驚異的。
1600mRは東大阪大敬愛が3分43秒27の高校新で優勝、2位熊本信愛3分44秒28も大会新。

こうして見ると女子の好記録はトラックばかりが目立つ。これについての所感は別トピックで。

その他の種目
男子
400mは勝俣(中京大中京)が47秒94、袴田(浜名)が48秒07で東海IHの1,2位がそのまま全国でも1,2位。しかし昨年は金丸という超高校級がいただけに、優勝が48秒チョイ切り、しかも47秒台が1人だけではいかにも寂しい。
1500mは58-2'01-3'04というハイペースで進み、クイラ(仙台育英)が3分46秒64で優勝。日本人は赤羽(鳥取中央育英)が3分49秒23で2位に入った。ハイペースでつぶれた選手も多かったが、8位で3分50秒00と全体的にレベルは高い。
5000mはジェル(仙台育英)が13分57秒21、2位ワウエル(青森山田)も13分台、ギタウ(世羅)、コスマスと続き、5位にやっと日本人で4位と5位の差は15秒弱。完全に別レースになってしまった。予選で有力選手が調整失敗なのか力を出せず敗退が目立った。
400mHは52秒01が最高とは、ちょっとレベルが低すぎないか。しかも2年生は1人のみと寂しい。110mHも14秒50と低調。
5000mWは小阪(石川・鶴来)の22分16秒75とこれも低調だが、暑すぎたのか。ちなみに大阪市の15時の気温は34.6度。トラック競技で最も長時間の運動なのだから、競技時刻にも配慮してあげてほしいものだ。
400mRは桐蔭学園が40秒92と今では突出したタイムとはいえないが、1年生、2年生が2人ずつのオーダーが目を引く。3位白川旭(41秒10)に至っては1年生3人、2年生1人と来年の激戦が予想される。
棒高跳は前年2位の笹瀬(浜松市立)が5m10で優勝。ちなみに笹瀬は今総体で準決勝に進出した浜松市立のマイルメンバーでもある。戦前の評判が高かった永田(大和南)は4m90で3位に終わった。我が後輩の横山(浜松北)は4m90の同記録ながら5位。
走幅跳は優勝が7m47と低調、三段跳も15m12で優勝、15m台が2人のみとこれも低調。走高跳優勝の2m06は寂しすぎる…。

女子
800mで久保(広島井口)が2分05秒52のまずまずのタイムで優勝。
400mHは田子(久喜)が59秒41で制したが、60秒を切ったのが1人とやや寂しい。
3000mWは中村が13分33秒37、大澤が13分38秒25で熊谷女がワンツー。
走幅跳は優勝が5m93と過去10年間で最低。

2006年08月04日

観測史上最小の褐色矮星の連星発見

地球から400光年の位置に、木星質量の7倍と14倍に相当する褐色矮星の連星系が発見されたとのこと。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060804ik01.htm

よく木星は「太陽になりきれなかった星」と言われるが、本当に太陽になりきれなかったのは、木星の約13~80倍の質量を持つ「褐色矮星」。恒星は自らの重力で内部が高温化し、中心の温度が300万度以上に達すると核融合が起こるが、それには木星の80倍の質量が必要となる。ただし、ごく少量存在する重水素の核融合はそれより低い温度で起こるため、木星の13倍以上の質量があれば、重水素の核融合が始まり、一旦は恒星のように輝く。ところが重水素は量が少ないためすぐに燃え尽き、後は光は出さないものの余熱で表面温度800~2500度程度と木星よりははるかに高温となる。

褐色矮星は恒星の周りを回っていることもあり、惑星なのか、恒星のなりそこないなのかはっきりしないところがあったが、恒星が存在しない褐色矮星同士の連星が発見されるようになり、恒星の一種と捉えられるようになってきた。つまり、褐色矮星を回る「惑星」の存在も当然予想される。

今回の発見は、木星質量の7倍と14倍とのことだが、14倍の方はギリギリ核融合が起こり得るが、7倍の方は本当に褐色矮星なのか、褐色矮星であれば木星の7倍の質量しかないのになぜ重水素の核融合ができたのか。ナゾが残る。

ガトリンのコーチの門下生はNG!?

ゴールデンリーグ・ベルリン大会の主催者は、先日ドーピング疑惑が持ち上がったガトリンのコーチ、グラハム氏が指導する選手を招待しないことを決定したとのこと。それだけでなく、過去に指導したことのあるマリオン・ジョーンズも対象とした。
http://www.asahi.com/sports/update/0804/084.html

なかなか思い切ったことをするものだ。当事者の選手たちが、薬物を使用していたという意識がないと主張するのなら、ドーピング疑惑解明調査の協力を条件に、仮に薬物が検出されても出場停止期間を短縮するなどの措置を設ければ真相が明らかになると思うのだが。

2006年08月01日

お祭り

hanabi20060801.jpg
今日は町内のお祭りだった。花火の打上げ場が家から200m位の小学校の校庭ということで、ベランダが絶好の見物場所。デジカメ(Panasonic DMC-LZ2)に「花火モード」というのがあったので撮ってみました。ズーム2倍でこの大きさ(※トリミングしないで縮小しています)。

男女ハンマー投げ、ドイツ選手が好記録

7月28日にドイツのレバークーゼンで行われた競技会。
女子ハンマー投でハイドラー(独)が76m55、男子ハンマー投でエッサー(独)が81m10を記録した。
その他では、ロビンガー(独)が男子棒高跳で5m85をマーク。

2006年7月の練習

久しぶりに月間400kmを超え、435kmまで距離を伸ばしました。8月は400km以上走りたいと思っていましたが、1ヵ月早く達成できました。膝などが痛むこともなく、非常に順調。走り込みに耐えられる脚は十分にできたので、8月も時間さえ取れれば400km以上は問題なく走れそう。今はとにかくタイムは度外視、距離だけ追いかければいいのである意味楽です。


日付距離累計練習内容体重脂肪心拍
06/07/0133.533.5LSD 2:36'(33.5k)伊豆長岡~富士
06/07/0214.047.5jog 1:04'(途中CC8k)48.35.041
06/07/0313.761.2通勤 7.0k[4'30]、帰宅 6.7k[3'58]46.95.045
06/07/0412.073.2通勤 7.1k[4'18]、帰宅 4.9k[3'55]475.050
06/07/0512.785.9通勤 6.9k[4'17]、帰宅 5.8k[3'55]47.45.044
06/07/0613.899.7通勤 6.2k[4'26]、帰宅 7.6k[3'58]47.25.046
06/07/0713.8113.5通勤 6.2k[4'30]、帰宅 7.6k[4'04]47.65.4
06/07/0822.0135.5LSD 1:41'(途中CC16k)43
06/07/0916.5152.0jog 1:14'(16.5k)47.85.042
06/07/1013.8165.8通勤 5.3k[4'49]、帰宅 8.5k[4'00]46.95.0
06/07/117.8173.6通勤 7.8k[4'29]48.75.0
06/07/128.5182.1帰宅 8.5k[4'04]47.75.0
06/07/1314.7196.8通勤 5.3k[4'36]、帰宅 9.4k[4'00]46.95.0
06/07/147.1203.9通勤 7.1k[4'31]
06/07/1515.0218.9jog 1:08'(15k)
06/07/1612.5231.4jog 54'(12.5k)46.95.0
06/07/1740.0271.4LSD 3:04'(40k)梅ヶ島方面48.35.345
06/07/186.7278.1帰宅 6.7k[4'19]48.45.0
06/07/1914.5292.6通勤 6.9k[4'35]、帰宅 7.6k[4'08]48.45.044
06/07/2014.5307.1通勤 7.8k[4'29]、帰宅 6.7k[4'03]48.25.0
06/07/217.8314.9通勤 7.8k[4'26]
06/07/2220.5335.4jog 1:29'(20.5k)485.041
06/07/230.0335.449.55.1
06/07/249.4344.8帰宅 9.4k[3'59]47.25.0
06/07/258.7353.5通勤 8.7k[4'26]
06/07/264.9358.4帰宅 4.9k[3'57]485.051
06/07/2713.6372.0通勤 6.9k[4'34]、帰宅 6.7k[4'02]47.35.0
06/07/287.1379.1通勤 7.1k[4'32]
06/07/2921.0400.1jog 52'(10.9k)、jog 44'(途中200*4)(10.1k)475.046
06/07/3023.5423.6jog 1:10'(15k)、jog 35'(8.5k)46.55.045
06/07/3111.8435.4通勤 6.9k[4'29]、帰宅 4.9k[3'49]475.0