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高校生の競技レベルが急低下

2006年の高校総体も終了。今年の総体は、何といっても女子200mで中村宝子(浜松西)が出した23秒48の日本ジュニア新、高校新が光る。その中村を100mで圧倒した高橋(埼玉栄)の11秒63など、女子スプリンターの当たり年となった。

一方で、詳細は「続きを読む」以降に示すが、全般的には過去10年の記録と比較しても低調な記録での優勝が目立った。
過去10年間で8番目以下の種目は、
男子/400m、110mH、400mH、3000mSC、5000mW、400mR、走高跳、走幅跳、三段跳
女子/走幅跳、円盤投

ちなみに過去10年間で3番目以上の種目は、
男子/100mのみ
女子/100m、200m、400m、1500m、3000m、110mH、400mR、1600mR
となっている。

大阪は暑いとか理由はあるだろうが、女子ではちゃんと記録は出ている。男子の競技力低下は深刻と言わざるをえない。
男子跳躍種目は30年位前に遡ってしまったような感がある。新聞等で時々見かける体力テストの結果でも、瞬発力が低下しているようなことを言っている。高校の競技会の役員をやることがあるが、補助員の態度を見ていても女子は比較的真面目にやっているのだが、男子はどこかだらけている気がするのも因果関係があるかもしれない。まだ少子化の影響というには早すぎる。私生活、食生活をきちんと改めなければ数年後にはオリンピックにも選手を出せなくなってしまう。

■男子


種目2006年の
記録
過去10年の
最高記録
過去10年の
最低記録
今年の
記録水準
(過去10年)
100m10秒4110秒3010秒713位
200m21秒1420秒7921秒484位
400m47秒9446秒1847秒9410位
800m1分52秒351分50秒221分53秒076位
1500m3分46秒643分40秒213分51秒785位
5000m13分57秒2113分36秒4414分19秒276位
110mH14秒5013秒9814秒798位
400mH52秒0150秒7852秒069位
3000mSC8分58秒468分52秒539分08秒428位
5000mW22分16秒7521分10秒1722分42秒768位
400mR40秒9240秒1841秒018位
1600mR3分11秒453分09秒673分13秒794位
走高跳2m062m152m069位タイ
棒高跳5m105m405m004位タイ
走幅跳7m477m777m4710位
三段跳15m1215m9015m079位
円盤投53m6657m1451m904位
やり投69m9373m9863m342位
8種競技5743点6235点5724点8位※

※8種競技は砲丸投の重さが変わったため参考。

■女子


種目2006年の
記録
過去10年の
最高記録
過去10年の
最低記録
今年の
記録水準
(過去10年)
100m11秒6311秒6312秒151位
200m23秒4823秒4824秒861位
400m54秒1754秒1755秒901位
800m2分05秒522分04秒002分10秒304位
1500m4分13秒434分09秒604分20秒363位※
3000m9分01秒378分55秒769分18秒343位
110mH13秒5413秒7714秒321位
400mH59秒4158秒6661秒005位
3000mW13分33秒3713分04秒4414分17秒775位
400mR46秒3046秒0247秒082位
1600mR3分43秒273分43秒273分47秒191位※
走高跳1m741m801m715位タイ
走幅跳5m936m335m9310位
砲丸投14m3015m5313m474位
円盤投43m5146m5741m098位
やり投49m5653m7246m994位
7種競技5144点5246点4799点4位

※女子1500mと1600mRは過去6年間。

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