« 2006年11月 | メイン | 2007年01月 »

2006年12月30日

箱根駅伝エントリー選手発表

昨日箱根駅伝の区間エントリー選手が発表された。
最大のサプライズはやはり東海大だろうか。何と1区佐藤、2区伊達と2人の大砲を1、2区に持ってきた。見た瞬間、このオーダーでは逃げ切りは難しいと思った。いかに佐藤が強いと言っても独走の経験は乏しい。区間記録である早大・渡辺の出した61分13秒は山学大・井幡と終盤まで競った中で出した記録。この時の早大は1区で2分は離すつもりでエース渡辺を起用したが結果的に山学大に27秒差しかつけられず、逆転を許している。風などにもよるが、佐藤は20km以上の距離では当時の渡辺ほどの力はまだないだろう。61分30秒程度と予想する。2位争いも63分は切ってくるだろうから、差は1分半以内。伊達で更に1分離したとしても2分半。逃げ切るのは厳しいかもしれない。

しかし妄想しているうちに、東海大の新居監督、大崎コーチは箱根優勝というのは彼らにとって小さなことと考えているのではなかろうか、と思い始めた。2区佐藤、5区伊達が最も予想された区間配置であるが、伊達が5区でもし失敗したら2年連続であり、潰れてしまうという配慮があったのではないだろうか。佐藤にしてもトラックでの実績は申し分ないが、最長区間にはまだ絶対の自信はなく、ヨーイドンで自分のペースで走れ、コースも易しい1区に回したのかもしれない。

以下、主要校別に見ていく。

亜大は大エースはいないが穴が少ない。2区に前年の殊勲者、山下を起用。個人的には数少ない静岡出身の山下の快走を見たい。サブに岡田直寛(前回10区7位)、益田(前回8区6位)を残している。

山学大は2区モグスで大量リードを目論むが、如何せん後に続く者がいない。前回10区2位の小山が5区にいるので3、4区がうまくつなげば往路上位に入り、波に乗れる可能性はあるが、シード争いの位置が妥当か。

日大はギタウがまだ2区は無理と判断したか、3区に起用。ただ1区松藤、2区福井は実力者で東海大から2分以内で来ればギタウで逆転もある。7区秀島、9区土橋と復路勝負もかなり意識している。ただし勝負どころが9区になった場合、駅伝で実力をなかなか発揮できない土橋がプレッシャーに耐えられるか。サブにも末吉、阿久津、笹谷など実力者を残し、当日のオーダーに今も頭を悩ましているのではないか。選手のイライラ感となっていなければよいが。

順大は昨年は8区のアクシデントがなければ優勝していたチーム。平地のエース松岡がサブに入っているが、やはり故障から完全には復帰できていないのだろう。1区に中村を持ってきたが、東海大・佐藤が走るとなると大差がつく可能性がある。思い切って松岡1区もあるのではないか。2区も1年生でロードの実績が乏しい関戸に代え、小野(前回7区2位)か。佐藤は秋頃にだいぶ復調してきたが、まだ監督の信頼を得られていない。要所での起用はないと見る。

駒大は宇賀地をサブに入れた。東海大のリードを許さないためには1区に入れたいところだが、10000m28分台の池田を外すのはもったいない。前々回までなら往路の純エース区間4区だろうが、4区は距離が18.5kmになってしまった。3区あたりの起用となるか。オーダーを見ると、やはり駒大は強い。

中大は層は厚いのだが1、2区が他の強豪校と比べ見劣りする。上野にもう少しスタミナがあれば苦労しないのだが。上位争いには加われないと見る。

日体大は別府監督がついに1区鷲見を見限った。1年の森を起用したが、森は全日本でペース配分を誤って大失速。今回も佐藤のペースに惑わされて大ブレーキの恐れがある。過去2年、期待されながら5区で凡走の北村が今年も5区。山に強い人材がいれば北村を2区に置けるのだが。実力はあるが優勝争いに加わるのは厳しそうだ。

早大は予想通り竹澤が2区だが、竹澤はまだロードで実力を出し切ったことがない。せっかくの大エースを生かせるかどうかが最大のカギ。宮城をサブに残したが、今回の1区はかなりバラけるだろうから、好位置につけるためには1区に使わざるを得ないかもしれない。1、2区で波に乗れないとシード権も危うくなる。予選会の時点で仕上がってしまったのを再度ピーキングできるのか。今回シードを逃せば渡辺コーチの手腕が問われる。

中央学院大は単独走には不安があるという木原を2区に持ってきた。1区がダンゴで来ればよかったのだろうが、東海大・佐藤のおかげでそれはなさそう。伊達と肩を並べて走るシーンもなさそうだ。3区以降はやや見劣りし、シード権は厳しいだろう。

予選校の中では城西大が好位置につけるのではないか。1~3区はなかなか強力。復路にもそこそこ走れる走者を残し、昨年10秒差でシード権を逃した時より実力はかなりアップしていると見る。10位以内の可能性はかなり高い。

コンクリート打設完了


見ての通り、先週と比べて外観は大差ありません。


しかし、屋根を見てみるとこの通り。コンクリートが打たれています。まだ生乾きのような様子がうかがえます。2階の壁もコンクリートがしっかり詰まっていました。年末年始でコンクリートを養生し、乾燥を待ちます。


足場から一旦降りて、1階から階段室の足場を伝って初めて2階へ足を踏み入れました。リビングからベランダにつながる掃き出し窓の方向を眺めたところです。2階はまだ天井を支える支柱が立ったままです。


裏側(南側)から見るとこんな感じです。とても日当りが良さそうに見えますが、写真を撮っている位置にはいずれ家が建ってしまいます。敷地はだいたい柵の辺りまでです。

最後のコンクリート打設が完了し、一般住宅では「上棟」が終わった段階です。しかしすでに壁ができあがっているので通常の上棟時点よりはだいぶ工事が進んでいる感じです。完成予定までいよいよあと2ヵ月。

2006年12月24日

2階型枠設置


2階部分の型枠が取り付けられ、ついに建物の全容が見えてきました。


1階を見てみると、今まで天井を支えていた支柱が取り払われ、梁をささえる数本のみとなり、すっきりしました。中央やや右寄りの3方を壁に囲まれた部分が階段になります。向かい合わせになった壁は、建物の強度を維持するための構造壁です。


その構造壁を拡大したものですが、ちょうど断面図のようになっていて、中央にコンクリート(厚さ180mm)、その外側を断熱材(厚さ各60mm)で覆っています。建物の外壁もこれと同じ構造になっていて、壁の外側と内側それぞれ断熱材を入れていることから、「外内断熱工法」と言われます。


足場より2階に上がってみます。ちょうどしばらく前の1階のような状態になっていました。壁の型枠が設置され、屋根にコンクリートを打つために張った鉄板をたくさんの支柱で支えています。ここはまだ入れないので窓の外から撮影しました。さすがに1階と比べると日当たりが良さそうです。


外からではわかりませんが、2階の壁にはまだコンクリートが打たれていません。左の写真でわかるように、型枠の中はまだ空洞になっていて鉄筋が見えます。


更に上に上がって屋根を上から見てみました。まだ配筋が始まったばかりです。屋根は陸屋根(ろくやね)と言われるタイプで、フラットです。屋上を造る場合は陸屋根にする必要があるのですが、屋上は設けません。このあたりは市街地に近いのですが、それほど高い建物もないので、もし屋上付きまたは3階建てだったらなかなか見晴らしがよさそうです。右の方に小高い丘のような「八幡(やはた)山」も見えます。

ちょうど構造壁の上にあたる部分だけ配筋されていますが、よく見ると傾いているように見えます。陸屋根の場合、全くフラットにすると水が溜まってしまうため、水勾配というわずかな勾配(1/50~1/100程度)を設けるようですので、その傾きかもしれません。

現場は年内は29日まで行なうということなので、何とか予定通り年内にはコンクリートが打ち終わりそうです。

全国高校駅伝

男女とも頭一つ抜けているチームがあり、独走の展開も予想されたが、意外にも本命が順調なレース運びができずに接戦となり、見ている分には面白いレースだった。

女子は須磨学園が圧倒的な力で2区小林から独走と思われた。しかし1区がトップ仙台育英から何と1分03秒も遅れて23位。3000m9分13秒、昨年も1区区間8位で走っているのだが。しかし2区小林が冷静に差を縮め、終わってみれば20人抜きで3位に上がり、差も23秒と見える位置まで詰めた。下り基調なので12分30秒切れるかもと思ったが、終盤は少し疲れたようだ。差が出たのは4区。チームでも力のない選手が走る3km区間で須磨学園は3000m9分09秒のタイムを持つ広田を惜しげもなく投入し、逆転。この時点で2位仙台育英とは3秒差。5区は須磨学園が前半自重気味だったので仙台育英が追いつくが、後半は自力の差が出た。2位争いは興譲館がトラックで猛然と追い込み、同タイムながら2位でフィニッシュ。

須磨学園が出遅れながらも優勝できたのは小林の力が大きい。といっても単に走力だけではなく、インタビューなどで事あるごとに「キャプテンとして…」と真っ先に口にしていたように、チーム全体を引っ張り上げたことによる。この1年、日本新樹立などの実績面もさることながら、こういった面でも一回り成長したようにうかがえる。

しかし優勝タイムは1時間07分34秒。1区が順当に走っても歴代最高の1時間06分26秒(1996年埼玉栄)には及ばない。当時と比べると1区で39秒遅く、2区で17秒早く、3区で5秒遅く、4区で15秒遅く、5区で26秒遅い。この記録を破るには1区に小林を投入してスタートから全開で行っても届くかどうか。

男子は1区で仙台育英が28分31秒、世羅が28分39秒と昨年より悪いタイムにもかかわらず、後続の日本人は5kmを15分17秒くらいで通過という消極レースで30分を切ったのは1校のみ。駅伝は総合タイムを競うのだから、日本人1位にこだわっても仕方がない。優勝を目指す有力チームはとにかく順位よりタイム差。前をいく留学生が優勝候補の一角なのだからできるだけ離されないレースをしなければ1区にエースをおく意味がない。しかもその有力校は豊川工の12位、1分42秒差が最高、西脇工が1分46秒差の14位。佐久長聖に至っては2分36秒遅れの36位に沈んでしまい、早くも優勝戦線から脱落。

2区も仙台育英が快調にリードを広げ、2位世羅と18秒差。また例年と同じ展開か、と思ったところ、3区が思わぬブレーキで区間24位で逆に世羅に47秒差をつけられる。まあこの辺りはまだ想定内だろう。しかし4区で詰めるどころか逆に1分31秒差に開いてしまったのが誤算だった。もちろん区間賞で走った世羅の清谷の走りを褒めるべきだが。残り13kmで1分半の差はいくら力のある選手を残していても厳しい。仙台育英の焦りをよそに世羅は先頭を快調に走り、2時間03分18秒で1分07秒差をつけて優勝。仙台育英以外のチームでは97年の西脇工と並ぶタイム。

仙台育英の4連覇を阻んだのは高く評価できるが、やはり1区にケニア留学生を配しての勝利。勝つ可能性があったのは豊川工と佐久長聖だったが、豊川工は3区三田がベストの走りより1分遅かった(今年の調子から見て予想できたことだが)。佐久長聖は1区の出遅れがなければ他の選手ももう少し力を発揮できただろう。

世羅も外国人の力が大きいとはいえ、古豪の優勝は古くからの駅伝ファンにはたまらないだろう。何しろ32年前といえば私が中学校に入学して以来、28年も競技を続けている私にも記憶はない。ただ、その頃は優勝こそないもののまだ駅伝名門校として名を馳せており、私と同学年にも当時5000mで14分13秒9の高校新をマークした工藤康弘、当時1500mで3分47秒77の高校新をマークした中原誠の2枚看板がいた。今回6区、7区を走った中原兄弟は、ひょっとして中原誠氏のご子息、ということはないだろうか?

2006年12月23日

外壁等の打合せ

今日は施工業者と打合せでした。借りていたカタログであらかじめ候補をしぼってあったので、見本を見て決めるはずだったのですが、なんと、外壁の第1候補と第2候補にあげていたものが生産中止になっていたことが判明。仕切り直しになってしまいました。その場で次の候補を決めて見本の発注をお願いしました。玄関ドアの方は希望通りで決定。

次に電源コンセント、TVアンテナの差込口、電灯等について、業者の方で素案をつくってあったので、説明を受けました。また、室内ドアと玄関収納のカタログを借りました。こちらは年明け後に決定するので、これからじっくり検討します。特に電源等は考え出すと結構悩みます。

素案では各部屋にTVアンテナの差込口はあったのですが、各部屋にLAN回線も引き込もうと思います。どの部屋でもインターネットに接続できると便利というのもありますが、DVDレコーダー(東芝製)も番組表をネットで取得する機種なので、TVアンテナとセットで設置しておきたいからです。

2006年12月17日

1階コンクリート打設完了


着工後12週間経過。
建物1階内部を見てみると、先週とあまり変わっていないように見えます。


しかし窓枠のところをよく見てみると、今までは空洞だった壁の内部にコンクリートが打ち込まれています。
試しに壁を軽く叩いてみると、中身がしっかりと詰まっている感覚があります。


ということで、2階はどうなっているかというと、このようにスラブ(床)にコンクリートが打ち込まれています。足場から見ただけですが、脚立や資材が置いてあるところを見ると、もう上に乗っても大丈夫のように見えます。
そして、2階の壁も配筋されています。


建物全景です。この後2階の型枠を設置して年内にコンクリートを打ち込み完了、年末年始はコンクリートの養生にあてる予定だそうです。このところ天候不順が続いているので、予定通り進むかどうか、ちょっと心配です。
鉄筋コンクリート造の場合、コンクリート打設が完了した時点がいわゆる「上棟」に相当するようですが、特に上棟式は行ないません。

2006年12月16日

全国中学校駅伝で7チーム欠場

これまで全国規模の駅伝大会でこのようなことがあっただろうか。
猛威をふるっているノロウィルスに大量感染し、全国中学校駅伝にエントリーしたうちの男女7チームが欠場したとのこと。
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/061216/jkn061216007.htm

これから高校駅伝、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝とビッグイベントが目白押しだが、各チームとも予防には細心の注意を払ってほしい。特に合宿所で集団生活をしているチームは非常にリスクが高い。単なる風邪と思って症状を隠し、感染を拡げるというのが最悪のパターンだ。

2006年12月14日

1億2500万年前に空飛ぶ哺乳類?

空を飛ぶ哺乳類は、現在ではコウモリ、滑空を含めればムササビなどが存在するが、最古をさかのぼると約5000万年前のコウモリと言われていた。それが中国の内モンゴル自治区でムササビのように滑空するタイプではあるが、1億2500万円前の哺乳類の化石が発見されたとのこと。
読売新聞記事
産経新聞記事(写真付き)

奇しくも鳥の出現とほぼ同時期にあたることから、この時代、空へ進出しようとする何らかの必然性があったのだろうか。結果的には鳥類の一部は現在まで受け継がれ、今回発見された滑空哺乳類は絶滅した(コウモリやムササビなどの祖先ではない)。しかし重要なことは、生物はあらゆる可能性をもとめて進化するということ。現在は人間がいいように自然破壊し、多くの種を絶滅に追いやったのだが、いずれ絶滅を逃れるために何らかの進化を遂げた生物が出現する可能性は高い。それが現生鳥類のように成功するか、今回の滑空哺乳類のように失敗に終わるのかはともかくとして。いやそれとも、人類が絶滅するのが先か?

2006年12月11日

アジア大会雑感

一言で言うと、アジアの勢力図が様変わりしてしまった。1980年代までは日本、中国、韓国、北朝鮮の東アジアが圧倒的に強く、カタールは中距離、インドは400mなど、タイやフィリピンに時折スプリンターが輩出されている程度だったのだが、90年代に入り、まずカザフスタンなど旧ソビエト連邦勢が台頭してきた。今大会でも従来のアジア大会には似つかぬ金髪の白人が活躍している。

今大会ではそれに加えてカタール、バーレーンといった中東勢が中長距離に圧倒的な力を見せ始めた。しかしこれは中東各国のネイティブではない。ケニアやモロッコから国籍変更で出場権を得た選手ばかりだ。しかも世界大会でメダルを取る力のある選手も少なくない。アフリカ勢を相手に戦わなければならない中長距離種目は、もはや日本は勝ち目がなくなってしまった。

もうアジアだからと言って軽視はできない状況になりつつある。世界選手権やオリンピックで実力を出し切れるようになるためにも、日本におけるアジア大会のステータスをもっと上げ、本気で臨む必要があるのではなかろうか。

アジア大会国別得点(最終結果)

アジア大会ではレベル的に種目ごとに細かく書いても面白くないので、少し趣向を変えて国別得点を出してみた。
得点はインカレやインターハイ方式で1位8点~8位1点。総合得点のほか、男子総合・女子総合、男子トラック・女子トラック(ロード競技含む)、男子フィールド、女子フィールド別に算出。混成はトラック・フィールドどちらにも含まない。即席の集計のため、多少間違いがあるかもしれないがご容赦ください。


【総合の部】
1中国279
2日本277
3インド132
3カザフスタン119
5カタール118
6バーレーン110
7韓国95.5
8サウジアラビア88
9スリランカ49
10ウズベキスタン44

部門別は以下。

【男子総合の部】
1日本136
2カタール118
3中国94
4サウジアラビア88
5バーレーン68
6韓国49.5
7インド44
8カザフスタン39
9クウェート38.5
10イラン31

【男子トラックの部】
1日本103
2カタール85
3バーレーン64
4サウジアラビア60
5中国54
6韓国20

【男子フィールドの部】
1中国40
2日本33
3カタール28
4サウジアラビア28
5韓国23.5
6クウェート22.5

【女子総合の部】
1中国185
2日本141
3インド88
4カザフスタン80
5韓国46
6バーレーン42
7スリランカ39
8ウズベキスタン29
9ベトナム22
10タイ21

【女子トラックの部】
1日本94
2中国92
3インド55
4カザフスタン45
5バーレーン42
6スリランカ26

【女子フィールドの部】
1中国93
2日本42
3カザフスタン25
4韓国24
5インド20
6スリランカ13

2006年12月10日

2階床の配筋


全景です。正面に施主を示す看板、養生シートに施工業者のロゴシートが貼られた他は、先週と大きな変化がないように見えますが、建物内部が暗くなっているのがわかります。


中へ入ってみると…。おびただしい数の支柱が立っています。
床が反射していますが、これは単に前日の雨で床に水が溜まっているだけです。


2階の床にあたるスラブをつくるための金属性の板が張られていました。梁の部分は木製の型枠が取り付けられています。先ほどの支柱はこれらを支えるためのものです。スラブ一面に重いコンクリートを打ったら本当に支えられるんだろうかとちょっと不安になります。


スラブを上から見るとこんな感じです。すでに配筋されていました。中央左の四角い穴は階段室です。奥側がダイニングキッチンになります。

2006年12月04日

誕生日

今日で41歳を迎えました。
あと1ヵ月弱で厄年も終わることだし、「よい」年になるといいな。

2006年12月03日

福岡国際マラソン

第60回を迎えた福岡国際マラソン。大阪世界選手権の選考レース第1戦であると同時に、「皇帝」ゲブルセラシエと世界王者のガリブ(モロッコ)の対決、そしてこれに藤田、尾方、諏訪といった日本勢がどう挑むかが焦点だった。ゲブルセラシエが終盤で力の差を見せ、2時間06分52秒で優勝。日本人1位は奥谷(SUBARU)が2時間08分49秒で入り、2007年大阪世界選手権の代表当確となった。
詳細は以下。

レース序盤、体感気温がかなり低かったのか、ペースメーカーの先導が不味く5km15分44秒で入ってしまう。ようやく気付いたかその後はペースアップしたものの10kmは30分56秒(15分12秒)。早くも快記録への期待は薄れたが、日本人にとっては好都合か。15kmは更にペースが上がり、45分56秒(15分00秒)。直後の給水で藤田がスペシャルを取り損ねたように見えた。

20kmは60分59秒(15分03秒)とすっかり3分ペースに安定。しかし力のない日本人は徐々に脱落していく。藤田は給水の失敗を避け、給水所直前で強引にペースアップし、先頭でボトルを取る。しかし他のボトルを倒してしまっていた。焦り、余裕のなさが見受けられたところ、解説の谷口氏にも余計な動きを指摘されていた。コース取りもコーナーで最短距離をとろうという意図はわかるが、集団の流れからあえて一人だけ外れて走ることもあるまい。

中間点は64分18秒。最近のペースメーカー付きレースでは64分台というのは珍しい。25kmは1時間15分54秒(14分55秒)と初めて5km14分台に入った。5kmからの20kmは60分10秒と日本人にはそろそろ持続が厳しいペースになってきた。その後、それまでペースメーカーの直後にピタリとつけていた藤田が集団の後方へ下がっていった…と思っているうちに集団から離され始めた。意外にも尾方までもここで藤田同様に遅れ始めた。外国人に着いていくのは奥谷と諏訪。表情は奥谷の方が厳しく、諏訪はまだ余力がありそうに見えるがサングラスの奥までは窺えない。

30kmは1時間30分48秒(14分54秒)。2区間連続14分台は相当に力がないと着いていくのは難しい。ゲブルセラシエとガリブはまだ余裕。ガリブは脚の返しが速いモロッコ人らしい走法。ゲブルセラシエはようやく自分のペースにはまってきた感じ。昨年の優勝者、バラノフスキー(ウクライナ)がやや苦しそうにしながらもパワフルな走りで引けを取らない。寒さには滅法強いという強みも自信につながっているのだろうか。ビウォット(ケニア)はケニア人には珍しくピッチ方法だが走りはあまり洗練されていない。前述の3人とは力の差がありそうに見える。奥谷はかなり表情が険しくなり、懸命に着いている。諏訪は表情ではまだ大丈夫そう。尾方、藤田、佐藤智之(旭化成)はすでに100mかそれ以上遅れてしまった。

31.6kmの香椎折り返し点を過ぎると展開が変わった。折り返してすぐペースメーカーが離脱すると、それに巻き込まれるような形で諏訪とビウォットが一瞬遅れる。と同時にゲブルセラシエが先頭に立ち、ペースアップを始めた。奥谷は懸命に着こうとするが、33km~34kmは何と2分47秒。これには奥谷もたまらず、34km付近からじわじわと離され始める。35kmは1時間45分30秒とこの5kmは14分42秒。2回連続14分台の後の14分42秒は日本人では高岡以外には無理だろう。奥谷はそれに8秒差だから大健闘と言える。それ以上にバラノフスキーの走りは見事。

ゲブルセラシエはなおもペースを緩めず、1~2mリードを奪ったところでバラノフスキーが脚に痙攣が来た。ペースダウンを余儀なくされたところ、ガリブも限界が来たか39km付近でついに遅れ始める。40kmは2時間00分20秒(14分50秒)とゲブルセラシエも圧倒的なスパートをしているわけではない。むしろストライドに少し衰えも見え隠れしているが、ガリブはここで6秒差、バラノフスキーは12秒差となり、勝負はほぼ決した。奥谷はこの5kmを15分56秒、諏訪は15分57秒ですでに先頭とは1分以上の差となったが、この2人の差は16秒差とほとんど変わっていない。奥谷が楽に逃げ切るかに見えた。

ゲブルセラシエはこの後もペースアップこそしないものの落ち込みなく2時間06分52秒(6分32秒)で優勝。2位はガリブで決まりと思ったが、バラノフスキーがトラックに入ってから大きなストライドで猛追し、最後の直線でついにガリブを逆転、ゴールの1歩手前で脚が痙攣したがなんとかなだれ込んで2位を確保。2時間07分15秒(6分43秒)。ガリブはゲブルセラシエに離されてから戦意喪失したか、ラストは6分53秒かかって2時間7分19秒。4番手に奥谷が入ってきたが、いつのまにか諏訪が30~40m差に迫ってきている。最後の直線で15~20m差まで詰め寄ったが、奥谷が何とか逃げ切り2時間08分49秒(7分15秒)。諏訪は3秒差。ラストでATPを使い切ったような状態でゴール後膝から崩れ落ちた。諏訪は十分に代表候補となるだろう。

勝負に加われなかった尾方は2時間10分48秒で6位。疲労困憊という感じではなかっただけに、おそらく本人も絶好調という認識ではなく、14分台のペースは無理と判断し、前の2人がオーバーペースでつぶれることに賭け、自らは2時間09分30秒狙いに変えたのだろう。結果的には前の2人は粘り勝ち、自分は予想以上に失速してしまったのだが。対照的に自信満々だった藤田は結局2時間11分50秒かかって8位。気負いがあったのと、たぶんピークを過ぎていたものと思われる。駒大のパターンは大学3~4年で好成績をあげ、社会人になってからは1~2年目がピーク(藤田、西田)。20代前半で最高のパフォーマンスが得られる練習を30歳でやってもダメということに気付いてもらいたい。途中でしきりに太腿を叩いていた(坐骨神経痛?)が、身体に負担をかけすぎなのではないか。年齢なりにトレーニングも変えていかなければならない。ちなみにゲブルセラシエは33歳、ガリブは34歳。まだまだ老け込む歳ではない。

注)ゲブルセラシエは、新聞・テレビ等ではゲブレシラシエと表記されているが、綴りはGebrselassieであり、ゲブルシラシエと発音することはあっても「ゲブレ・・・」とは発音しないと判断し、ゲブルセラシエと表記している。陸マガ・月陸でも同様。

1階型枠設置


型枠の取付けが始まり、建物が形として見えてきました。建物全景はこんな感じです。1階部分はほぼ終わったように見えます。


しかし、型枠の中を見てみるとこのように空洞です。1階の型枠ができあがるとコンクリートを流し込み(打設といいます)、天井(スラブ)ができてから2階部分に着手、ということになると思います。鉄筋を挟み込む型枠はそのまま断熱材となりますが、この壁はコンクリート部分が厚さ18cm、断熱材が内側と外側それぞれ6cmで合計30cmもの厚さになります。


足場を使って2階の高さから見下ろしたところです。足がすくみました。
基礎工事の頃は狭く見えましたが、こうして壁ができてくると結構広く見えます。中を見るとまだ構造壁(建物の内部で支える壁)や梁などはまだ鉄筋剥き出しの状態です。

もちつき大会

child20061203.jpg
今どき珍しいのですが、今住んでいる地区の子供会では毎年12月にもちつき大会が恒例行事となっている。少子化が進んでいるが、この地区はまだ比較的子供が多く、今日も小さな子も合わせて50人くらい集まった。最近は暮れに親戚が集まってもちつき、なんていうのもなくなっているので、自分でついた経験のある人は少ない(自分自身も親たちがやっているのを子供の頃見ていたが、実際についたことはなかった)し、子供達にとってもいい社会体験になると思う。

2006年12月02日

しずおか市町村対抗駅伝


静岡県の市町村対抗駅伝も7回目を迎えた。42.195kmを小学生(男女なし)、中学生男子・女子、ジュニアA(高校生年齢)男子・女子、ジュニアB(中学生・高校生年齢)男子・女子、一般男子・女子、40歳以上(男女なし)の10区間で行なう。
公式サイト

写真は自分と同年代の40歳以上の区間(3区)。この時点では富士市がトップだったが、家に帰ってテレビを見ると静岡市静岡(静岡市からは旧静岡市の静岡市静岡と、旧清水市・蒲原町の静岡市清水の2チームが出場)が逆転していて、そのまま逃げ切った。タイムは2時間15分13秒。町の部というのもあって、こちらは函南町が2時間21分07秒で優勝。

当初は市の部が21チーム、町村の部が53チームでスタートしたのだが、市町村合併が進み、今大会は市の部が28チーム、町の部が19チームと、町の部がかなり寂しくなってきた。龍山村が浜松市に併合されて以来、もう村は存在しないのだが、「市町村対抗」というのは愛嬌か、それとも大会関係者の誰も気付いていないのか(?)。コースの大部分が県都静岡市の市街地を走るという珍しい大会であるが、これも県が共催という力が大きいのだろうか。

生放送でのテレビ中継もあり(解説は金哲彦さん)、高校駅伝の上位校の選手が出身の各市町に分かれて同区間で競い合うのも面白い。