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静岡国際陸上

今年も審判員で参加しました。ただ、今回は競技者係(招集係)で、しかも招集場所がバックスタンドの下ということで、競技はほとんど見られなかったのが残念です。掲示板の記録用紙を見て「あ、日本新出たんだ…」という感じ。

でも競技前の選手の様子は観察できました。例えば先日女子100mで日本タイを出した福島選手などは、招集場所に来るのが予選も決勝も一番乗りだったし、「この間は日本タイおめでとう」と一言かけると、照れながら「ありがとうございます!」と返事したりと、初々しさが残っていて好印象でした。棒高跳の澤野選手あたりになると他の選手からも雲の上の存在という感じで常に選手達の中心にいる感じでした。

競技の方は女子400mで丹野選手が51秒75の日本新、金丸選手が男子400mで45秒21のA標準突破と400mで好記録が出ていました。風がいい感じ(常に追風のような感じ)で回っていたように思います。男子走高跳の醍醐選手が2m27、女子走幅跳の池田選手が6m51(+1.3)でそれぞれ復調の兆し。女子200mでは福島選手が23秒13、中村宝子選手が23秒35と好記録を出しましたが惜しくも+2.7mで追風参考。

残念だったのは男子10000m。残念なのは記録ではなく、コール遅れで棄権となる選手が多数出たこと。招集開始時刻に既にいたのは2名のみ。その後招集終了時刻までに集まったのは3~4名のみ。しばらく様子を見て、招集終了後1~2分後に7~8名が来ましたが、招集の審判長判断でここまでは救済。その後更に5分以上遅れて外国人選手を含む数名が現れましたが、既に点呼済の選手はグラウンドに移動した後。当然ながら受付けませんでした。

その後、どこかのチームのコーチらしき人が来て、コール場所がわからず迷ってしまった、外国人だからわからなかった、等々言い訳をして何とか救済してもらえないか、と訴えていましたが、小学生や中学生で初めて試合に出る選手じゃあるまいし、試合会場に来たらまずすべきは自分が出る種目の招集時間と招集場所の確認ではないでしょうか。まして招集所まではIDカードを持ったコーチや通訳も同伴できるのです。なお、他のグランプリ種目ではコール時間の遅延はほぼ皆無でした。

ちなみにこのレースではダビリ選手が自分以外の全選手を周回遅れにし、27分14秒03の好記録を出しましたが、ダビリ選手は招集は2番目に早々と済ませ、他の選手が一向に集まらないのに長椅子に座って落ち着き払っていました。このあたりのレースに臨む姿勢に日本男子長距離界の低迷の理由が垣間見えるような気がします。

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