2008年ルール改正(1)
2008年度の審判講習会に行ってきました。大規模な改正ではないものの、競技をする上では影響が大きい改定事項もありました。主なものを一つずつ紹介します。まずは長距離種目に大いに関係あるもの。
〔第147条〕
競技場内のみで行う競技では、男女混合の種目は通常では認めない。しかしながら、第1条1(a)~(h)以外の競技会において、フィールド競技および5,000m以上の競走(歩)における場内の混合競技を認める。第1条1(i)(j)の競技会では、混合競技は地域陸協、各国陸連の特別な許可があれば認める。
第1条1(a)~(h)の競技会とは、いわゆる国際競技会のこと。つまり、トラックでも5,000m以上なら男女混合レースが認められます。これは競技会の時間短縮のため、出場選手が少ない種目を男女混合で行うことを想定しているようです。たとえば県や地域の選手権での10000mや競歩などで、出場者1名のみというのも珍しくありませんでした。
ちなみに現行規定では上記の第1文目のみでしたので、道路競技では男女混合が暗に認められていました。
その他、フィールドでも女子のハンマー投や棒高跳など、出場選手が少ない種目がありますが、これらも対象になります。