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国際グランプリ大阪大会

世界選手権と同一会場で行なわれるグランプリ大会ということで国外からも滅多に見られない有力選手が数名参戦。
中でも超大物は男子400mのウォリナー。期待に違わぬ素晴らしい走りで44秒02。世界記録保持者のマイケル・ジョンソンは独特のフォームだったが、ウォリナーはロングスプリンターらしい伸びのあるフォーム。
また、日本には何度も来ているが、110mHの世界記録保持者、劉翔。シーズンイン間もないこの時期に既に13秒14。

男子400mHでは47秒30の記録を持つジャクソンと47秒43の記録を持つカーター(ともに米)と迎え撃つ国内勢に為末(ベスト47秒89)、成迫(ベスト47秒93)。持ち記録どおりジャクソン48秒13、カーター48秒22、為末48秒73、成迫49秒20の順となったが、1年以上ハードルを封印した為末がまずまずの記録、成迫も途中ハードルに脚を引っ掛けて歩数が合わなくなったにも関わらずそれほど遅れておらず、次回に期待が持てる。

6mボウルターのウォーカーは静岡国際に続いて本来の跳躍にほど遠く、5m50。優勝は澤野だが5m60にとどまった。静岡国際の時もそうだが、頂点がバーよりかなり手前に来てしまい、ポールが十分に立っていない。それでも5m50までパスして最初の跳躍5m60をしっかりクリアしたことは評価できる。

日本勢では男子走高跳で醍醐が自身2度目の2m30台となる2m30で優勝。日本人で2m30以上を複数回跳んだのは過去阪本孝夫のみであり価値がある。
女子走幅跳は池田が6m73。この冬でかなりスピードをつけたとのことだが、微妙に踏み切り角度とまだ合わないのだろうか、空中のバランスが今一つで日本記録には届かず。しかしその状態で6m71、6m69と続き6m70前後を安定して跳べるのは一回り成長が見られる。
女子400mは丹野が52秒17とまずまず。日本人2位となった久保倉の53秒13は自己記録を更新し、日本歴代3位。52秒台突入は時間の問題か。
女子1500mは1200mを3分19秒で通過した小林がその後失速。4分11秒87に終わった。残り300mでは2秒ほど遅れていた吉川がホームストレートであっさり逆転、4分10秒00でB標準と同記録。小林は速いスピードを持続する能力は高いのだが、意外とスピードの切替は上手くないように思える。環境の変化等のマイナス要因も大きいだろうが。

女子400mRはバトンパスが乱れながらも日本代表では2度目の43秒台となる43秒93。43秒台前半が出るようになると世界選手権が期待できる。1600mRは3分30秒53の日本新。これも3分28秒を切れるようになると面白い。
男子400mの38秒74もこの時期にしてはまずまず。

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