ハートレート・インターバル
ハートシンク・ワークアウト(心拍数連動)の一つ。スタート前に走行時間や速度、傾斜等のほか、目標心拍数を入力する。心拍数と連動させるため、ポラールのトランスミッタを装着する必要がある。
スタートするとしばらく緩い傾斜でウォームアップし、その後目標心拍数に向けて傾斜が上がっていく。速度は自動的には変動せず、傾斜の上下だけで心拍数がコントロールされる。当初、速度を12.5km/h、傾斜を4.0%、目標心拍数150でスタートしてみた。この速度だとHR150には達しないようで、傾斜は5.0%程度まで上がってようやく150に到達。目標心拍数に達するとメッセージが出て3分間その心拍数を維持するよう、自動的に傾斜が調整される。
3分間経つと、下限心拍数になるように傾斜が下がっていく。下限心拍数はマニュアルを見ると目標心拍数の90%(この場合135)と書いてあるのだが、実際にやってみると122という表示が出た。しかしこの速度では傾斜をゼロにしてもHR122までは下がらないようで、仕方なく10.5km/hまで下げてみた。やはり傾斜だけで心拍数をコントロールするのは無理があるようだ。おそらく速度をもっと落として最大傾斜10%位まで上げないと同じ速度でHR122と150の間を行き来するのは難しいだろう。しかし現実の走行との感覚が違ってしまうので、疾走区間と休息区間はマニュアルでの速度調整を併用した方が良さそうだ。
途中に一度だけ心拍が読み取れなくなったらしく、明らかに誤った心拍数が表示されてしまった(150位で走っていたはずなのに80台まで下がってしまった)。こうなると傾斜の自動調整もデタラメになってしまい、狙ったとおりのトレーニングができない。心拍数連動式のワークアウトはあまり活用の機会はなさそうだ。