« 苦悩の末、エアコン決定 | メイン | 1階その他 »

さよなら113系


JR東海で最後まで残っていた113系列車が3月17日をもって引退した。既にJR東日本では昨年全廃し、JR東海でも既に豊橋以西では走っていなかった。つまり東海道本線では熱海~豊橋というほとんどが静岡県の区間でしか残っていなかった。JR東海の中で静岡の位置付けは相当に低いようで、東海道本線を東京から乗ってみると、熱海を過ぎると車両がいきなり古くなる。そして浜松以西になると今度は西へ行くほど車両が良くなる。新幹線の駅が6つもあるのにのぞみが1本も止まらない冷遇された県だから在来線の車両が悪くても当然ということか。


車庫のある東静岡駅付近にもこのようにお役御免となった車両が集結している。昭和38年に登場して以来、約半世紀の間ほとんどその姿を変えていない車両だから、この列車に当たるとガックリしたものだ。まず窮屈で向かいの人と脚が当たってしまうボックス式のクロスシート。そしてシートはクッションが悪くすぐにお尻が痛くなる。モーターはうるさく、振動や揺れも最近のステンレス車と比べ大きい。


代って投入されたのがこの313系。しかし浜松以西で使われている転換クロスシートではなく、すべての車両がロングシート。転換クロスシートにすると定員が少なくなることと、静岡の乗客は乗車区間が短いため乗降がしやすいロングシートにしたという説明があったが、背もたれにゆったり寄りかかり、気兼ねなく脚を伸ばせる転換クロスシートではないのは残念。せめて長い区間を走る列車は転換クロスシートにしてもらいたかった。

今回113系が引退したため、名古屋から世代の古い211系が大量に移管されてきたのも冷遇されている。一応ステンレス製で113系よりは格段にいいのだが、常に古い車両が回されてくるのは気分が悪い。結果として313系と211系が接続されたへんてこな列車が大量に走っている。


最後に富士山をバックに東静岡駅車庫で佇む113系と313系(ベストポジションではないのでわかりにくくてすみません)。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://net-rc.com/b/mt-tb.cgi/304

コメント

このオレンジと緑の電車、実はつい最近、中央線でも走っていました。最初こちらに来たときは走ってませんでしたけど、万博が始まる前くらいから復活しだして、万博が終わったあたりから無くなりました。
たぶんですが、万博のあったときは、名古屋から中央線を経由して、万博会場へ直接行く電車があったんですけど、そちらに新しい車両を走らせるために、中央線そのものに古い電車がまわされたのかなーと思っています。

ちなみにいまの中央線ですが、だいたい、ロングシートの車両とそうでない車両が混ざっている車両が多い気がします。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)