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ワンジルがハーフマラソンで世界新

もうあちこちで話題になっているが、2月9日にUAEのラスアルハイマで行なわれたハーフマラソンで、トヨタ自動車九州のサムエル・ワンジルが58分53秒の世界新をマークした。ワンジルは昨年度もロッテルダムのハーフマラソンで59分16秒の世界新をマークしたが、その後ゲブルセラシエが58分55秒まで縮めていた。

ワンジルは下り基調の最初の5kmを13分27秒で通過。逆に上り基調となった次の5kmを14分20秒でカバーし、10kmは27分47秒。その後も13分42秒、14分21秒、ラストの1.0975kmも3分03秒とスピードは全く衰えなかった。ワンジルといえば今年度は故障で国内のレースにもほとんど姿を見せず、ニューイヤー駅伝でも11.8km区間でゲディオン(日清食品)に1分以上差をつけられ、本来の走りとはほど遠かったはず。この短期間でここまで復調するとは、彼の潜在能力は一体どこまで高いのか。

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