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シカゴマラソン

遅くなってしまったが、10月22日に行なわれたシカゴマラソン。
男子はR.チェルイヨット(ケニア)が2時間07分35秒で優勝。2位には日本在住のケニア人、ジェンガが5秒差の2時間07分40秒で入り、3位はムインディ(ケニア)が2時間07分51秒。アブディラーマン(米)が4位で2時間08分56秒。
優勝したチェルイヨットはゴールのマットに足を滑らせて転倒。後頭部を打って車椅子で運ばれてしまった。その後どうなったのだろうか。

チェルイヨットのラップ。
15'05-30'06(15'01)-44'58(14'52)-59'56(14'58)-1:15'11(15'15)
-1:30'41(15'30)-1:45'47(15'06)-2:01'01(15'14)-2:07'35(6'34)
特別速いペースでもないし、急激に上がった区間もない。強いて言えば25km~30kmのペースアップだがそれでも14分台には上がっていない。日本人でも高岡選手あたりなら最後まで優勝争いに加われたのではないか。それにしてもジェンガ選手は安定して強い。

女子はアデレ(エチオピア)がいよいよ本格的にマラソン参入か、2時間20分42秒で優勝。2位はボゴモロワ(ロ)が5秒差の2時間20分47秒。B.ジョンソン(豪)の2時間22分36秒、ペレス(メキシコ)の2時間22分59秒など、新興勢力も現れてきた。前半かっ飛んだトメスク(ルーマニア)が2時間24分25秒、日本の大南博美は25km手前までアデレらについたものの、後半ペースダウンして2時間26分04秒。

アデレのラップ。
16'10-32'43(16'33)-49'28(16'45)-1:06'36(17'08)-1:23'23(16'47)
-1:40'12(16'49)-1:56'44(16'32)-2:13'26(16'42)-2:20'42(7'16)
トメスクの影響か、入りの5kmが速かったが、後は落ち着いたペース。アデレには楽なペースのようだ。潜在能力はこんなものではないだろう。今でも2時間17~18分台では走れそうだ。ベルリンではワミが2時間21分34秒で優勝しているし、エチオピアが本格的にマラソンに参画してくると手強い。

トメスクのラップ
16'04-32'13(16'09)-48'14(16'01)-1:04'30(16'16)-1:21'31(17'01)
-1:38'30(16'59)-1:55'54(17'24)-2:15'04(19'10)-2:24'25(9'11)
これだけのペースで突っ込みながら、35kmまではペースダウンを最小限に抑えているのは高く評価できる。アデレらに抜かれてから急激に失速したと思われる。30kmは野口みずきの世界最高記録1時間38分49秒を上回っており、IAAFのサイトでは世界最高記録の認定待ちということになっている。

大南のラップ
16'10-32'43(16'33)-49'28(16'45)-1:06'37(17'09)-1:23'28(16'51)
-1:41'02(17'34)-1:59'02(18'00)-2:17'52(18'50)-2:26'04(8'12)
大南にしてみれば速いペースだが、この集団についていくしかなかった。前半1時間10分15秒というペースはいい経験になるだろう。

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