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兵庫国体終了

期間が長いですが、少しずつ更新していきます。

成年男子
100mは末續が10秒29(+0.4m)で圧勝。
400mは向井が45秒68の好記録で好調堀籠をラストで差した。しかし堀籠の45秒89も好記録。3位は400mH選手の成迫が46秒51で入った。
110mHは内藤が-1.5mの風の中、13秒59はなかなかの記録。TV解説の尾縣さんがしきりに言っていたように、ハードル間のインターバルが、これまで日本人にはなかなかできなかった足を後方に流さない走りが特徴。日本記録更新の力は十分にある。
400mHは成迫が49秒19、杉町マハウが49秒62、河北49秒87までが50秒を切った。
棒高跳は澤野がポカをやらない限り優勝間違いないのだが、やはり優勝で5m65。5m85に上げて日本新を狙ったが3回失敗。すれすれの跳躍もなかったが、強風で跳躍が難しかったか。
走幅跳はTVでも紹介があったが、荒川(大阪陸協)が7m92(+0.5m)、藤川(筑波大)が7m91(+0.7m)、しかも6回目で逆転と見ごたえがあった。欲を言えばコンディションが良かったので8m超えてもらいたいのだが。

成年女子
100mは小島が11秒66(+1.0m)、次いで北風(浅井学園大)が11秒72。
400mは丹野が短期間で復調してきて52秒65の大会新。5位まで福島大関係者とか。今季丹野に土をつけている久保倉は前半積極的に行ったが53秒50の2位に終わった。
800mは陣内(佐賀大)が2分04秒92、吉田真紀子が2分06秒24、西村は2分06秒30で3位。
110mHは池田と石野(長谷川体育施設)が13秒24の同タイムながら着差ありで池田が優勝。向風1.2mでの記録なので、石野の力も大したものだ。池田がこのレースで脚を痛めたらしく、走幅跳を欠場したのは残念。
砲丸投は豊永が16m22、美濃部(静岡・筑波大)が14m66で2位。
やり投は海老原(国士大)が55m73の大会新。

少年A男子
100mで江里口(熊本・鹿本)が10秒37(+1.5m)。
400mは我孫子(山形・上山明新館)が46秒97(たぶん今季高校生で唯一の46秒台)。
5000mは4000mまで善戦したものの、やはり最後は留学生。コスマス(山学大付)の13分50秒26は留学生の優勝記録としては平凡。日本人1位は八木(西脇工)で14分01秒97。今年は日本人高校生の13分台は出ていないのでは?
棒高跳で先日5m26の高2最高を出した笹瀬(浜松市立)が5m31と更に記録を伸ばし、高校歴代単独2位。まだ2年生だけに、5m40の高校記録も視界に入ってきた。
三段跳は塩見(玉野江南)が15m31(+1.1m)。
やり投は清水(旭川龍谷)が67m11。
砲丸投は福島(大社)が16m84。インターハイ優勝の宮田(東京学館船橋)は15m45でベスト8にも残れず。

少年B男子
200mは田嶋(白河旭)が-1.3mの風の中、21秒71。
走幅跳の田中(大阪・大和川)の7m43(-0.2m)は高1歴代2位の好記録。

少年A女子
注目の100mは高橋(埼玉栄)が11秒66(+0.7m)の大会タイ、中村(浜松西)が11秒78、福島(帯広南商)が11秒88。以下5位まで11秒台。中村は準決勝を11秒77で走っている。
400mはインターハイ優勝の田中(筑紫女学園)を渡辺(長岡)が破った。記録は54秒08、2位田中は54秒84、3位には飯尾(浜松西)が55秒23で入った。
1500mは小林が順当に圧勝。4分15秒53のタイムでも2位ドリカを5秒以上離した。しかし小林は何と3000mでは体調不良とかで予選DNS。ドリカ(山学大付)が9分04秒16で優勝をさらった。
400mHは田子(久喜)が59秒52の他、3着までが60秒を切った。
三段跳は本田(成田)が12m54、橘(松山北)が12m48。
やり投と円盤投はそれぞれ50m87、43m15で助永(太成学院大高)が2冠(やり投は少年共通)。

少年B女子
200mは紫村(筑紫女学園)が24秒60(+0.6m)、今井(愛知・至学館)が24秒61、伴野(浜松市立)が24秒72。今年の高校女子スプリントは3年生が目立ったが、1年生もレベルが高い。
800mは全日中で転倒して優勝を逃した鈴木(豊城中)が勝ったが、記録は2分12秒62。
100mHは島田(添上)が13秒94(-0.9m)の好記録、と思いきや、高さが76cmの中学用。しかもハードル間は一般用の8.5m(中学は8.0m)と中途半端なことこの上ない。こういう中途半端な競技を行なう必要があるのだろうか。高校生は国体のためだけに低いハードルで練習しなければならず、中学生も卒業後につながらない。
3000mWは3位まで大会新で、優勝は谷本(石川・鶴来)で14分34秒56。
走幅跳で中野(兵庫・長田)が6m05(+1.2m)。中野は昨年の全日中3位の選手で中学時代は5m67。今年の総体で2位。

少年共通女子
走高跳は三村(大阪・太成学院大高)が1m75、同記録で藪根(近大高専)が2位。
棒高跳は仲田(西条農)が3m80。
砲丸投は鈴木(東京)が14m40、大谷(添上)が14m30でいずれも大会新。

400mR
男子は熊本が39秒78で優勝。末續を擁するとはいえ、高1(あるいは中3)を起用しなければならない国体特有のオーダーでのこの記録は好記録。2位千葉の39秒86もすごい。
女子も好記録で地元兵庫が45秒04の大会新。2位埼玉はわずか1/100秒差。

記録的にパッとしなかったものも残念ながら少なくない。

成年男子
1500mは小林が3分57秒32で超スローペースを制した。TV中継で見たところ、71-69-56-41というようなラップだったようだ。
3000mSCは加藤(トヨタ自動車)が勝ったが記録は8分51秒25。

少年A男子
800mは消極的なのか力がないのか、1分52秒62で1位。
400mHも今年は特に低レベル。52秒82が1位で、しかも52秒台は唯一人。
走高跳は優勝が2m09、6位が2m03と寂しい。
ハンマー投の優勝記録は61m58。約350g軽くなったのにこの記録では寂しい。

少年B男子
3000mは8分31秒34。中学生ならともかく今の高校1年生で8分30秒以上はないだろう。昨年の三田(豊川工)の8分13秒94は速過ぎとしても、遅くとも8分20秒台前半では行ってほしい。今季序盤で既に5000m14分10秒台で走っている上野(仙台育英)も8分35秒かかっている。ちなみに私が高1の時の優勝タイムは8分24秒台だった。唯一注目するとすれば、2位に須磨学園の選手が入っていることだろう。須磨学園は近いうちに西脇工・報徳の兵庫県両横綱の間に割って入る存在になる可能性を秘めている。

成年女子
5000mは杉原(パナソニック)が15分41秒86。

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コメント

笹瀬選手すごいですね。お父さんと一緒の仕事を何度かしましたが、えらぶらない紳士です。小柄ですが国体優勝経験もある方ですね。最近はお父さんとほぼ同世代のインタハイ・国体優勝経験のあるK先生(オリンピック候補でしたね)と一緒の仕事もあります。この方もいい人です。

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