静岡県高校新人陸上
9月30日~10月1日にかけて静岡県草薙陸上競技場で開催。
男子棒高跳で笹瀬(浜松市立)が5m26の高2最高、東海高校新を出したのは別エントリーの通り。
笹瀬は父親が浜松工、日体大で棒高跳で活躍した選手で、スプリント種目からマイルリレーまで精力的にこなす選手。
2位には総体5位の横山(浜松北)が4m90で入っている。以下、来年に向けて期待のできる記録を中心に。
男子
羽根(藤枝明誠)が100m10秒74(+0.6m)、200m21秒68(+0.0m)で2冠。200mで2位に入った伊堂(浜松商)は1年生ながら21秒89をマーク、100mでも10秒97で2位。
400mは渡邉(浜松市立)が48秒91。渡邉は400mHでも雨天の中53秒46で優勝。400mHでは7月の県選手権で2年生ながら52秒67をマークしている。ハードリングは荒削りながら5台目くらいまで13歩で行けるのが強み。400mH2位の伏見(静岡市立)の54秒29もまずまずだが、実はこの選手は1年時に53秒60で走っていてやや物足りない。
400mRは浜松市立が笹瀬を1走に起用して42秒25で優勝。浜松市立は1600mRも3分21秒50で制してリレー2冠。
三段跳は山崎(浜松市立)が14m92(+0.9m)。
円盤投は小林(沼津東)が45m32。やり投は杉本(藤枝明誠)が59m65。
女子
100mは佐野(富士見)が12秒10(+1.1m)で優勝、2位伴野(浜松市立)も同タイム。
中距離は三郷(常葉学園菊川)が800m2分16秒65、4分29秒15で2冠。三郷は父親が1982年のインターハイで確か2位だったと思う。800mでは1周目69秒のスローペースながらラスト100mからの爆発的なスパートで後続を2秒近く離した。
ハードルは肥田(浜松西)が100mH14秒48(+2.2m)、400mH62秒60で2冠。肥田は中1の時に一般用のハードルで15秒84で走っている。
400mRは浜松市立が48秒22。
走高跳は大城(浜松商)が1m63。オープン種目ではあるが棒高跳で尾上(磐田農)が3m51。
まあそれなりに好記録は出ているのだが、陸上王国の名を欲しいままにしてきた約20年前以前と比べると、全国レベルの記録が少なくて寂しい。特にフィールド種目の低迷ぶりには目を覆うばかり。その中で浜松市立の活躍が目立つが、実はこの学校はずっと女子高で昨年から共学化した学校。当然男子は2年生までしかいない。監督は浜松商業で数々の名選手を輩出してきた杉井将彦先生。