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World Athletics Final(シュツットガルト)

9月9~10日、ドイツのシュツットガルト、新装のグリーントラックでファイナル戦。

男子ハンマー投で室伏が1投目に81m42を投げ、そのまま逃げ切り優勝!ティホンが30cm差の2位。3位パルシュ(ハンガリー)は80m41だが、まだ24歳。今年81m35をマークしている。

女子
100mはシンプソン(ジャマイカ)が唯一10秒台の10秒89(-0.2m)。後は米国勢が続き、今期世界9位の記録しか出していないエドワーズが11秒06、フェリックスが11秒07。
200mはフェリックス(米)が22秒11(+0.6m)。今季22秒00の世界1位をマークしているシンプソン(ジャマイカ)は3位に終わった。
400mはリチャーズ(米)が唯一人50秒を切る49秒25で快勝。
100mHはペリー(米)が12秒52で勝ったが、4位までが12秒5台の混戦。
400mHは今季世界ランキング1位のディーマス(米)が53秒42。
ハンマー投はハイドラー(独)が75m44で制したが、リセンコをはじめ、強いロシア勢は出ていない。
やり投はシュポタコーヴァ(チェコ)が66m21のチェコ新で1位。

男子
100mはパウエルが9秒89(+0.9m)、スコット(米)が9秒91、ゲイ(米)が9秒92。スコットはリアクションタイム0.109秒ということから、ヤマをかけた可能性がある。
200mはゲイが19秒68(-0.1m)、スペアモンが19秒88と米国勢がワンツー。今期世界1位のカーターは出場していない。
400mはウォリナーが44秒02で順当勝ちだったが、コンゴのキカヤが44秒10のアフリカ新、メリット(米)が44秒14と接戦。
110mHは世界記録保持者、劉翔が12秒93で快勝、しかも-0.6m。2位、3位も好記録。ロブレス(キューバ)が13秒00のキューバ新。アレン・ジョンソンも13秒01と衰えを見せない。
3000mSCはコエチ(ケニア)が8分01秒37で優勝。但しシャヒーンは出ていない。
やり投はトルキルドセン(ノルウェー)とピトカマキ(フィンランド)の北欧勢一騎打ち。トルキルドセンが89m50、ピトカマキは88m25だった。

その他の種目は以下。

男子
800mはムラウジ(南ア)が1分46秒99でスローペースを制す。
1500mはキプチルチル(ケニア)が3分32秒76、ラガト(米)は3分32秒93。今期3分29秒02をマークしているコーメン(ケニア)は10位に沈んだ。3000mはタリク・ベケレが7分38秒98。
5000mは超スローペースでケネニサ・ベケレが13分48秒62。20歳のS.E.チェルイヨット(ケニア)が13分49秒45で2位。9月23日で17歳(日本で言う高校2年!)になるフェレケが13分49秒66で3位、ベケレ弟が4位13分50秒03。
400mHはヤコヴァキス(ギリシャ)が47秒92。ヴァンジル(南ア)が48秒08で続き、ジャクソン、カーターの米国勢は3,4位。
走幅跳はサラディノ(パナマ)が8m41(+0.4m)で順当勝ち。今期世界ランク2位のM.S.アル・クワリディ(サウジ)が8m34(+0.7m)で続いた。
三段跳は17m台がわずか2名。ベタンソス(キューバ)が17m29で制した。今季1位のデーヴィス(米)は16m98の3位に終わった。オルソンは出場していない。
棒高跳はバージェス(豪)が5m82で1位。同記録でロビンガー(独)とスティーヴンソン(米)が共に2位。澤野は5m65で6位。
走高跳はソルンブラッド(スウェーデン)が2m33、今期2m37を跳んでいるシルノフ(ロシア)は無効試技が2回多く2位
円盤投はアレクナ(リトアニア)が68m63。エストニア勢のカンテル、タンメルトが2、3位。
砲丸投はホッファ(米)が21m05、今季世界1位のカントウェル(米)が20m94。

女子
800mはカラタユード(キューバ)が1分59秒02。ジェプコスゲイ(ケニア)が1分59秒10で2位、ベンハシ(モロッコ)は3位。
1500mはジャマル(バーレーン)が4分01秒58の完勝。ロシア勢はトマショワ2位、ソボロワ3位、今季世界1位のチジェンコは5位に終わった。
5000mはどうやったらこんなタイムになるのかというレース。T.ディババが16分04秒77、デファールがその1/100秒差。ラスト1周は57秒5とか。それにしてもこのレース、出走者はエチオピア5名、ケニア5名と2国のみ。
3000mはデファールが意地を見せて8分34秒22、T.ディババが8分34秒74。
3000mSCはツラワ(ベルラーシ)が9分27秒08。今季9分17秒15をマークしているヤノウスカ(ポーランド)は9分45秒01で予想外の7位に沈んだ。この種目は好不調の波が如実に表れる。
走幅跳はレベデワ(ロ)が6m92。2、3位が6m77、6m75だったので、もし池田が出ていたら面白かったかも。ただしこのゲームでは試技は4回しかない。上位3名はいずれも2回目までにベストを出している。早い試技でいかに一発引っ掛けるかが勝敗を左右する。
三段跳はレベデワ(ロ)が14m82(-0.3m)。ギリシャのデヴェツィが14m67で2位。
走高跳はベリークイスト(スウェーデン)が1m98で1位、同記録でエルボー(ベルギー)が2位。ヴェネワ(ブルガリア)が3位。ヴラシッチ(クロアチア)は1m90しか跳べず6位。
棒高跳はイシンバイェワが4m75と本人としては平凡な記録で優勝。4m85は3回とも失敗。
砲丸投はホロネコ(ベルラーシ)が19m81。
円盤投はディーチュ(独)が64m73と平凡ながら今期世界1位の面目を保った。

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