日本選手権で日本新2つ
神戸ユニバー記念競技場で開催された日本選手権で、日本新が2つ誕生した。
男子走高跳で醍醐(富士通)が2m33で日本記録を1cm更新。2m10から開始して2m24以降はすべて3回目での成功。2m33はトータル15回目の跳躍という体力を消耗しきった中での記録達成となった。
男子砲丸投では、畑瀬(群馬綜合ガード)が日本記録を3cm更新する18m56。18mを4回オーバーしているのも価値ある。2位村川(スズキ自販茨城)も18m43の好記録だった。
その他の主な種目。
男子200mは末續(ミズノ)と今季好調の高平(順大)の対決が注目されたが、末續が20秒37(0.0m)で圧勝。大阪世界選手権のA標準を突破。まだまだ同じ条件では高平とは差があるようだが、末續も全盛時の走りにはまだ遠い。
400mは金丸が45秒74で制するも、45秒55のA標準には届かず。
800mは横田(慶大1年)が1分48秒42の自己新で鈴木尚人、笹野らを抑えた。次は1分47秒台が期待される。
400mHの成迫(筑波大)は48秒95で圧勝。A標準も突破。
3000mSCは第一人者岩水(トヨタ)が中央学大の篠藤に敗れる波乱。篠藤は8分33秒44。
ハンマー投は室伏が久々の80m超えとなる80m17。新投法が体に馴染んできたか。
女子は1500mで日本記録を樹立した小林が貫録勝ちかに見えたが、ラストが意外に伸びず、吉川(パナソニック)に差された。記録は両者とも4分11秒00で吉川は日本歴代4位。
3000mSCは日本記録保持者の早狩が9分49秒88で圧勝。有力選手が挑戦しない限り早狩の競争相手は見つからない。
走幅跳は池田が6m75(+0.5m)を跳び、6m60の花岡を抑えた。