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第10惑星の大きさは冥王星並み

昨年、「第10惑星か?」と話題になった天体の大きさをハッブル宇宙望遠鏡で観測した結果、当初推測されていた冥王星の1.3倍の大きさではなく、ほぼ冥王星と同じであるとNASAが発表したとのこと。(NIKKEI NET他)

冥王星の直径は約2,300km(月の約60%)と非常に小さい。これまでも海王星の軌道の外側では、クワオワー、セドナなど小惑星としては大型の天体が発見されてきたが、いずれも冥王星よりは小さく、惑星の称号は得られなかった。しかしこの「第10惑星」は直径3,000kmと冥王星の1.3倍程度の大きさがあり、冥王星に次ぐ10番目の惑星の有資格者との声も多かった。

ただその一方で軌道が大きく傾いているなど、惑星の特徴から外れており、あくまで小惑星にとどまるとの意見も根強い。その場合、この新天体より内側にあり、大きさも小さい冥王星は惑星としての立場が危うくなるなど、話題性の大きな新天体だった。今回冥王星とほぼ同じ大きさということで、おそらく冥王星の第9惑星の座は安泰となるだろう。個人的には冥王星はどう考えてもEKBO(エッジワース・カイパーベルト天体)の一つだと思うので、冥王星をはるかに凌駕する天体の発見を期待しているのですが。

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