練習の流れ
長距離のトレーニングでは、一般的には練習の負荷に波を作ります。常に全力を出し切ることが良いわけではありません。トレーニングでは練習と休養はセットになっていると考えてください。
まず、「目標のレースに向け2ヶ月間は追い込み、1ヶ月間は疲労を抜く」というような波。その追い込みの期間中でも、「2週間はかなり追い込んで1週間はちょっと落とす」というような波。また、1週間の中でも「月曜は休み、水曜はちょっと負荷をかけ、金曜は軽く、土日は追い込む」というような波。
でも、単にやみくもにメリハリをつければいいというものではなく、常に腹8分目の練習で強くなるタイプの人もいて、どちらがいいというものではありませんが、練習の流れ、負荷の波を日頃からしっかり意識している人は、狙った大会にきっちり合わせられる調整力が身につきやすい、ということは言えると思います。なぜかと言えば、それを応用したものが「調整」だからです。