調整
調整とは、超回復現象を期待して行うものです。練習で強い負荷をかけ続けると疲労がたまり、だんだん調子は落ちてきます。調子が底を打ったあたりで練習量を落としたり休養したりすると、急速に調子が上がり、疲労が抜けると以前の走力より高いレベルまでリバウンドします。これが超回復現象です。
したがって、ある程度疲労がたまるほど追い込んでいない人が調整しても無意味となるどころか、急に休んで逆に生活のリズムが崩れて体調を崩したり、代謝が減って体重が増えてしまったり、脚が軽くなりすぎてうまく走れなかったり、といったことが起こります。また、休みすぎたら走力は当然低下します。この辺の加減は個人差が非常に大きいことから、もはや経験によるとしか言いようがありません。単純に練習量を減らせばいいというものではありません。