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東京マラソン

今日は自分もレースだったので、家に帰ってきてから録画を見ました。浜松も雨だったとはいえ気温は12度位あったので体全体が冷えることはありませんでしたが、東京はアメダスの気温を見ると11時頃が最も低くなり3度位しかなかったようです。あれでは失速したら最後、一気に体が冷え切ってしまうでしょう。

私が走ったレースでは97年の別大がそれに近いコンディションでした。尾崎選手が脚が完全に止まり、腕を抱え込んで凍えそうになっていましたが、たぶんもう視点も定まらなくなっていたと思います。私もまさにそんな感じでした。あの後どうなったのか、ちょっと心配です。尾崎選手に限りませんが、あれだけの人数が参加する大会で棄権しようにもすぐに回収バスが来るわけでもなし、多くの走れなくなった市民ランナーは一体どうやってゴール地点へ移動したのでしょうか?

第1回大会もやはり雨で完走率が低かったように記憶していますが、3万人以上も走る大会を2月に開催するというのは、低温リスクが大きいという点でどうかと思います。あまり暖かい時期にやると今度は給水がなくなるとか別の問題が発生するので難しいとは思いますが。

ところで今回はTV中継の解説が瀬古氏と中山氏でした(お互いに会話することはありませんでしたが)。中山氏の解説は初めて聞きましたが、現役時代のようなトゲもなく落ち着いた口調で、でも言うべきことは言ってなかなか新鮮でした。瀬古氏はネット上ではあまりいい評判を聞きませんが、私はいつも非常に的確だと思っています。かなり早い時期から大集団の中で藤原選手の好調を見抜いていたし、28kmで渋谷選手が揺さぶりをかけた時は無茶といい、その後藤原選手が一度出たときは優勝の可能性を示唆していました。その2人がどう違っていたのか瞬時に見分けられる能力が現役時代の勝負強さにつながっていたと思います。

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