準惑星「マケマケ」
国際天文学連合(IAU)は、2005年5月に発見された太陽系外縁天体(136472)2005 FY9について、「マケマケ(Makemake)」という名称を承認するとともに、準惑星として分類することを決定した。マケマケは4つ目の準惑星で、3つ目の冥王星型天体となる。【2008年7月16日 IAU】
詳しくはこちら↓
http://www.astroarts.co.jp/news/2008/07/16makemake/index-j.shtml
これで初めて準惑星が定義された時に選ばれた冥王星、エリス、ケレスに次いで4番目の準惑星となった。マケマケとは妙な名前だが、大きさは1300~1900kmと冥王星の0.6~0.8倍程度の直径を持ち、離心率でいえば冥王星よりも小さい(円に近い)。ただし軌道傾斜角は29度と冥王星(17度)よりさらに大きく傾いている。また、軌道半径は45AUで冥王星より6AUほど大きく回っている。
今はまだ4個しかない準惑星だが、マケマケの他にも準惑星となりそうな天体はすでにセドナなどいくつか候補があり、今後も更に発見が予想されるので、覚えきれなくなるのも時間の問題か。