高橋尚子選手惨敗の理由
高橋尚子選手がレース後の記者会見で明らかにしたところによると、昨年8月に右膝半月板を50%切除する内視鏡手術をしたとのこと。調整レースに出ていなかったのはその影響だろうし、そもそもマラソンで戦うための練習すらできていなかったと思われる。市民ランナー並みの走力にしか戻せなかったのだろう。
私も2001年8月に同じ内視鏡手術により右膝半月板を部分切除し、翌2002年2月に東京国際マラソンを走っているが、その時と状況は酷似している。10月から本格的なマラソン練習に入ったものの、やはりレースに出て再発させるのが怖くて調整レースには一切出ず、レースペース走なども極力行なわずに本番を迎えた。走ってみなければわからない状況の中、2時間34分32秒で、2年前に出したベストから9分落ちだった。
高橋選手の場合は、私の時よりもずっと回復状況が思わしくなかったと思われる。おそらく最後までマラソン練習らしい練習はできずじまいだったのではないか。レースになれば何とかなるのではないかと淡い思いでスタートしたものの、イメージ通り走れず、でも完走だけはしなければと思い、プライドを捨てて走り続けた…。私自身同じような経験があるだけに、そんな状況が痛いほどよく伝わってくる。
私の場合、今でも時々半月板の痛みが再発するが、一応その影響はほとんどなく走れている(レベルの低下はその他の理由によるところが大きいが…)。記事にはまだ走り続けるようなコメントが書かれているが、決して克服できない怪我ではないので、最後に一花咲かせるまで頑張ってほしい。
コメント
りかねんさん、こんばんは。
ブログを読ませていただいて、フムフムとうなずいてしまいました。
すごくよく理解できます。
テレビ観戦していて、Qちゃんの走りが小さくて、何が起こったのだろう?と思ってました。
夜のニュースで半月板のことを知り、驚きました。
でも、彼女の思いを聞いていて泣けました。
本当、たくさんの人から好かれる理由がわかります。
って、私もその一人なのですが・・
彼女の今後がこれからも楽しみです。
年齢は言い訳にできない、そして次の目標に向かって頑張りたい、まだまだやりたいことがあると言ったQ
ちゃんにファイトと感動をもらった1日でした。
これからもずっと応援し続けたいです!
ところで先日、パソコンのプロバイダーを変更しました。
それに伴い、HPのURLも変更になりました。
お手数なのですけど、お時間のある時にでも
リンクのURLの変更をお願いできればと思いまして。
すみませんけど、よろしくお願いします!
↓が新しいURLです。
http://homepage3.nifty.com/hiromii/
投稿者: みぃ | 2008年03月10日 00:38
リンクは修正しました。
高橋尚子選手が自分と同じ怪我をしていたことは予想外でした。彼女はもともと左足が外を向いていてアンバランスでしたが、永年のトレーニングで一番負担がかかったのが右膝半月板だったんでしょう。
私もかつての交通事故による骨折の影響で、右下腿が少しねじれて右足が外を向いてしまっています。それと骨盤が右に傾いているのが原因で、結果として右膝半月板を損傷しました。
半月板損傷だったら高地トレーニングは自爆行為だったかもしれません。私の場合、手術後に焦って距離を踏み、脚筋力強化のため起伏のあるコースを走り込んでまた脚を痛めてしまいました。まあそれほど重症でなかったので東京国際には間に合いましたが。
彼女の場合も高地トレーニングしか頼れるものがなかったんでしょうね、たぶん。
もし私が彼女のコーチ役だったとしたら、今回の失敗は避けられたかもしれませんね。
投稿者: rikanen | 2008年03月10日 01:16
Qちゃんがアップしているときの写真です。
左足を見てみたら、りかねんさんの言われることが分かります。
投稿者: まつごろう | 2008年03月24日 21:56
>>まつごろうさん
やっぱり骨盤が歪んでいる感じですね。かなりバランスが悪い自覚症状があるのではないかと思います。
私と同じように左右どちらかの脚に力が入らない状態かもしれません。
投稿者: rikanen | 2008年03月24日 23:44