1億2500万年前に空飛ぶ哺乳類?
空を飛ぶ哺乳類は、現在ではコウモリ、滑空を含めればムササビなどが存在するが、最古をさかのぼると約5000万年前のコウモリと言われていた。それが中国の内モンゴル自治区でムササビのように滑空するタイプではあるが、1億2500万円前の哺乳類の化石が発見されたとのこと。
読売新聞記事
産経新聞記事(写真付き)
奇しくも鳥の出現とほぼ同時期にあたることから、この時代、空へ進出しようとする何らかの必然性があったのだろうか。結果的には鳥類の一部は現在まで受け継がれ、今回発見された滑空哺乳類は絶滅した(コウモリやムササビなどの祖先ではない)。しかし重要なことは、生物はあらゆる可能性をもとめて進化するということ。現在は人間がいいように自然破壊し、多くの種を絶滅に追いやったのだが、いずれ絶滅を逃れるために何らかの進化を遂げた生物が出現する可能性は高い。それが現生鳥類のように成功するか、今回の滑空哺乳類のように失敗に終わるのかはともかくとして。いやそれとも、人類が絶滅するのが先か?