東海高校新人
10月21~22日にかけて静岡県草薙陸上競技場で行なわれた東海高校新人陸上。
男子
100mは羽根(藤枝明誠)が10秒76(+1.9m)。2位に東邦1年の後藤が10秒80で入った。決勝8位が10秒91という大混戦。
200mは羽根が2冠を狙うも、100m6位の杉本が21秒96(-1.2m)で優勝。杉本は予選で21秒55(+2.4m追参)、準決で21秒89(-0.1m)。
400mは渡邉(浜松市立)が48秒65、杉崎(沼津工)が48秒72。
800mは粟津(愛工大名電)が1分54秒43の大会新。
5000mは田中(稲生)が中盤から独走し、14分33秒13の大会新。田中は1500mも2位に入っている。
400mHは渡邉(浜松市立)が53秒04、伏見(静岡市立)が53秒76と実力者が順当に入った。
400mRは名古屋が41秒75で優勝。浜松市立が42秒01、宇治山田商が42秒18と続いた。
1600mRは浜松市立が3分19秒71で2位を約4秒差をつけ圧勝。3走には笹瀬を使っている。
棒高跳は高2最高を持つ笹瀬(浜松市立)、5m00の記録を持つ横山(浜松北)がともに欠場。優勝は鈴木(浜松市立)の4m60。
走幅跳は西(名古屋大谷)が7m29(+1.9m)の大会新をマーク。
砲丸投は三浦(伊勢工)が15m15で、これが新しい重さ(6kg)の大会記録となる。三浦はハンマー投でも53m46と6kgでの大会記録となった。
円盤投は小林(沼津東)が47m90。
女子
100mは伴野(浜松市立)が12秒02で優勝。伴野は予選で大会記録となる11秒97(+1.9m)をマークした。
400mは柘植(至学館)が56秒60の大会新。桑名1年の愛敬が57秒30で2位。
800mは400mと掛け持ちの愛敬(桑名)が残り100mでさすがに強く、2分14秒47で優勝。
1500mと3000mは中條(愛知淑徳)が2冠。4分31秒53と9分31秒17はいずれも大会新。
100mHは中川(中京大中京)が13秒94をマークするも、+2.3mで参考記録。しかし予選で14秒12(+1.8m)の大会新を出している。
400mHは肥田(浜松西)が61秒64の大会新。決勝に静岡県勢が6人全員残ったのが特徴的。100mHを制した中川は、400mを走り切る走力がなかったか、予選落ち。一方、肥田は100mHでも4位に入っている。
400mRは伴野を2走に起用した浜松市立が47秒79で逃げ切り、至学館が47秒81で2位。
1600mRは伴野をアンカーに起用した浜松市立が3分53秒47の大会新で2冠。伴野は55秒位のラップで走っていた。2位には三島北も3分54秒60で大会新。
走高跳は河澄(岡崎城西)が1m67で優勝。
走幅跳は吉田(県岐阜商)が5m94(+0.6m)の大会新。
砲丸投で茂山(宇治山田商)が13m33の大会新。
優勝種目数は、男子が静岡8、愛知7、三重4、岐阜1。女子は愛知8、静岡5、三重2、岐阜1。
その他コメントは以下。
男子
中長距離は各県とも駅伝を控えて駅伝有力校は出場を控えている。鶸田(豊川工)が3分58秒96で制したが、駅伝のメンバーではないのかもしれない。
5000mWは23分台の優勝タイムだったが、歩型がまともな選手が非常に少ない。厳密に不正をとれば大半が失格になってしまうのではないか。
走高跳は最近時全国的にレベルが落ちている中、東海も例外に漏れず優勝が1m96と低調。三段跳も14m40で優勝、14m以上が3人だけ。
女子
3000mでは基本的なルールを理解していないことによるトラブルがあった。3000mは出走者23名ということで、1列に並びきれないため、2段階スタートとした。ところが、アウト側の選手が1名、スタート直後にいきなりインコースに入ってしまった。結局4番目にゴールしたのだが、当然ながら失格。後で学校関係者が、説明がなかった(同県では2段階スタートをやったことがないらしい)ことを理由に抗議に来たようだが、国際大会でも頻繁に行なわれているものであり、決して特殊な規約ではない。ルールを周知させるのは指導者側の役割と思うのだが。スタートした時にすぐに止めるという手段ももちろんあるのだが、フライングならともかく、想定していない突飛な行動に、すぐに対処できなかったのが実際のところだろう。
コメント
信じられないポカですね。出発係のミスになるのかな。強いて言えば。でもまさか、二段スタートを知らない選手がその県の6位(辞退繰上げがあったにせよ)になるなんて。TVで長距離中継とか見たことがない?監督も講義しても駄目だよ。静岡はルールに基づいて運営してんだから。
投稿者: Gucci | 2006年10月23日 21:51