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第83回箱根駅伝予選会

10月21日、東京立川で行なわれた箱根駅伝予選会。
早大が50位以内に10人が入り、10時間06分53秒、2位を5分50秒も引き離す圧倒的な強さで1位通過。
2位には59分33秒で個人1位となった座間を擁する専大が10時間12分43秒で2位。以下、タイムだけで決定される6位までには中央学大、国学院大、神大、明大が入った。

関東インカレポイントが加味される7~9位は次のようになった。


レース
順位
学校名レースタイム減算
タイム
総合タイム総合
順位
7拓大10:17:080:1010:16:5810
8大東大10:18:291:5510:16:348
9城西大10:18:312:2510:16:067
10国士大10:20:473:5010:16:579
11帝京大10:21:020:3010:20:3212
12東農大10:21:151:3510:19:4011
13上武大10:24:421:0510:23:3713
14平成国際大10:27:482:1010:25:3814
15関東学院大10:29:070:1010:28:5715

拓大は何と1秒差で落選。昨年も4秒差の10位で落選しており、合わせてわずか25~30mの差で2度も出場を逃したことになる。一方で国士大は2年連続してインカレポイントの恩恵で本戦出場となった。不公平とか理不尽とか言われようが、ルールは最初からわかっていたこと。駅伝だけに傾注しすぎることに警鐘を鳴らすための制度であり、トラックにももっと力を入れてほしい、もっというと、学校として長距離だけでなくTrack & Field全体を強化してほしいという主旨に反しているのだから仕方ない。学連は長距離だけで成り立っているのではないのだから、金で選手を集め、いいとこ取り(知名度アップ)だけするのは許さないという考えを明確にしたのがこの制度だ。

落選はしたものの、花田監督を迎えて2年目の上武大があと7分弱で予選通過というところまで来たのが注目される。来年は本戦出場権争いに割って入ってくるだろう。

個人成績では、上位には当然ながら圧勝した早大が目立つ。これだけの戦力をもってすれば上位争いに食い込むポテンシャルは十分にある。これでシード権がとれなかったら渡辺監督個人の指揮管理能力が問われる。

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