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米独、ネアンデルタール人のゲノム解読へ

ドイツの研究所と米国のバイオ企業が協力し、今後2年間かけて、ネアンデルタール人のゲノム解読に取り組むとのこと。
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060723k0000m040030000c.html

ネアンデルタール人は現生人類(ホモサピエンス)と約60万年前に枝分かれし、2万7千年前まで生存していた最も現生人類と近い人類と言われている。現生人類の亜種(ホモサピエンス・ネアンデルターレンシス)という学説も依然として残っているほどだ。脳の容量は同程度かむしろ大きかったとされるが、発声能力が不十分だったこと、寒冷地に適応しすぎたこと、平衡感覚が現生人類より劣り、俊敏性に欠けていたことなどが絶滅の原因と考えられている。現生人類との混血は不可能か、または1世代限りと言われるが、正確なところはわからない。

もし今回ゲノムが解析され、現生人類と遺伝子的にどの程度の差だったのかがわかれば、ネアンデルタール人の謎はかなり解明されると思われ、非常に興味深い。

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