系外惑星の観測精度向上
系外惑星(太陽系以外の恒星系の惑星)は、惑星が自ら光を発することはないため直接観測することはできないが、惑星の重力により恒星がふらつくことで間接的に観測できる。そのため、従来は木星級の重さ(地球の約300倍)を上回る重さの惑星しか発見できなかった。
しかし最近は観測精度が上がり、海王星級の質量(地球の15倍程度)の惑星まで発見可能となったとのこと。しかも1個ではなく複数個の惑星の動きまで把握できるようになってきた。
http://www.planetary.or.jp/HotTopics/topics060524_2.htm
これまではホットジュピター(熱い木星)といって、恒星の周りを数日の周期という水星の軌道よりはるかに近いところを回っている巨大惑星しか発見できなかったため、一時は太陽系のような惑星系は非常に珍しいのではないかとも言われた。今回発見されたものもまだ太陽系と似ているとは言えないが、観測技術が上がれば太陽系によく似た惑星系もそのうち発見できるのではないか。