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小林祐梨子、3000mで高校記録に肉薄


10月14日に静岡のエコパスタジアムで行なわれた静岡県長距離記録会。
女子3000mで小林祐梨子が自らの持つ高校記録(8分52秒33)および福士が持つジュニア日本記録(8分52秒3)に挑戦したが、8分52秒77とわずかに及ばなかった。(写真はその時の写真判定の画像)

レースは最初からE.ワンボイ(ユタカ技研)と小林の2人が飛び出す展開。1000mを2分55秒で通過。小林はワンボイにぴたりと付け、2000mは5分55秒で通過。高校記録更新への期待が高まる。ところがワンボイがペースをなかなか上げず、しびれを切らした小林がついに前に出てペースアップを試みる。残り1周で高校新は確実、8分50秒を切るかどうかというところまで来ていたのだが、ラストでワンボイがスパートした時に小林は着いていけず、結局ワンボイは8分49秒39でゴールしたものの、小林は自己の持つ高校記録にもわずか及ばなかった。しかしとてもいいレースを見せてもらえた。居合わせた他校の生徒もみんなでトラックの周りを囲んで応援し、隣のエコパアリーナで行なわれていた安室奈美恵のコンサートよりも、ある意味盛り上がったかもしれない。

小林があまりに次元が違うレースをしていたので全く目立たなかったが、このレースには須磨学園が9名走り、小林以外にも2年の広田が9分09秒89、村岡9分12秒14、永田9分15秒42と駅伝上位行でもエース級のタイムで走り、更に9分27~33秒台で5人が走っていた。その中で、遠路福井から出場した松見(美方高)が9分19秒05をマークした。

男子は最終レース10000m第4組でM.ムリギ(トヨタ自動車)が独走で27分40秒27。2着S.ガンガ(JAL AGS)も28分を切って27分59秒53。

5000m最終組では3位にインターハイ1500m7位の大石(富士東)が14分19秒69。静岡県の日本人高校生としては4年ぶりに14分20秒を切った。藤枝明誠高は、14分29秒89の近藤を筆頭に、14分43秒、46秒、47秒、52秒が2人、56秒とこの記録会だけで7名が14分台をマーク。今年の記録では9人が14分台を記録しており、久々に全国で一桁順位をうかがえる戦力となってきた。

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コメント

解説ありがとうございます。

長距離記録会の要点がこれですべてわかりました。

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