冥王星第2・第3衛星の名前決まる
新衛星の名前は「ニクス」と「ヒドラ」。詳細はこちら
冥王星の衛星といえば、太陽系内の衛星では母星比で最大の大きさを持つ「カロン」(第2位は地球の「月」)しかないと長い間(といっても30年弱だが…)考えられていたが、昨年5月にカロンの10分の1程度の直径しかない衛星2つが発見された。
カロンは地球の月と同じく、ジャイアント・インパクトにより誕生したと考えられているが、ニクスとヒドラも成分が似通っているよらしく、同時に誕生したという説が有力。もしかしたら他にも小さな衛星があるかもしれない。2015年には冥王星探査機「ニューホライズンズ」が到着予定だが、素晴らしい光景が期待できそう。
問題は、それまでの間、冥王星が「惑星」の座を維持できているかどうかだが…。冥王星はもともと月の直径の2/3、質量は1/6しかなく、すでに冥王星を上回るエッジワース・カイパーベルト天体(EKBO)も発見されている。国際天文学連合(IAU)は今年の8月に惑星の定義を正式に議論するとのこと。惑星にとどまるのか、小惑星の仲間入りするのか?