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初めてのDOS/V機

2台目のPCを買ったのは1994年8月。今は死語となっているDOS/Vマシンが台頭してきた頃だ。当時まだNECの98マシンがまだ優勢ではあったが、とにかく軽くて持ち運びが楽なPC がほしくて、IBMのThinkPad230Csを選んだ。

スペックは、CPUが80486SXの33MHz、メモリは4MB(増設後12MB)、HDが260MB。ディスプレイはSTNカラー液晶のSVGA、3.5インチFDDは外付、A5ファイルサイズの重量1.7kg。OSはPC-DOS6.2で、そこからWindows3.1を起動できた。つまり当時はまだベースはDOSだった。相変わらずコンベンショナルメモリには気を遣わなくてはいけなかったが、逆にレジストリをいじることもなかったので、メモリ不足でアプリケーションが起動できないことはあったが、フリーズすることはあまりなかった。Windowsを使うのは、主にワープロ「OASYS/Win」を使うとき。職場ではワープロ専用機OASYSが標準文書だったため、文書はOASYS形式で作らざるを得なかったためだ。

その他は、まだDOSのソフトでも用が足りていたが、しばらくしてパソコン通信「Nifty-Serve」を始めた頃から次第にWindowsを使うことが多くなってきた。モデムを買ったときに付いていた通信ソフト「秀Term」がWindows用だったためだ。そうなるとレス書きもWindowsでやりたくなるので「秀丸エディタ」を使うようになった。後に出たNifty専用の統合通信ソフト「Nifterm」は秀逸で、もうWindowsは手離せなくなってしまった。

決定的だったのは95年頃から始めたインターネットか。当時Mosaicというブラウザしかなかったが、DOS用は存在しなかったため、Windowsを使わざるを得なかった。しかし、所詮DOSの延長上にあったWindows3.1ではインターネットにはついていけず、95年11月にあの社会現象にまでなったWindows95が登場した。ブラウザもNetscapeNavigatorが登場してインターネット環境は大きく変わった。ThinkPad230CsのスペックではWindows95は載せるのは困難であり、結局2年4ヶ月の短命に終わってしまった。しかしこの間、ホームページを開設し、HTMLやJavaScriptを覚えたり、ネットを通じてランニング仲間が増えるなど、大きな変化のあった期間だった。

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