金環日食(2)
この場所に居合わせた誰もが諦めかけていたその時、突然歓声が上がる。金環になるわずか10分前、暑い雲が太陽高度の上の方まで上がり、突然三日月状の太陽が姿を現しました。最初のうちは雲がフィルターになり、肉眼で見えていました。
雲が薄くなるのに合わせ、太陽は光度をぐんぐん増していきます。
次第に肉眼では眩しくて見られなくなり、カメラにも1/100,000まで減光するNDフィルターを装着。シャッター速度の調整や太陽の動きに合わせたカメラの方角合わせなど、急に忙しくなりました。
太陽はどんどん薄くなり、金環日食まであとわずか。周囲では「頑張れ!」などの声も聞こえます。(誰が何を頑張るんだか?でも気持ちはよくわかる。)