新惑星存在の可能性
神戸大学大学院理学研究科のパトリック ソフィア リカフィカ(Patryk Sofia Lykawka)研究員と向井正教授は、太陽から80天文単位(120憶キロメートル。1天文単位は地球から太陽までの距離)よりも遠いところに、未知の惑星が存在するという予測を発表した。
http://www.astroarts.co.jp/news/2008/02/28planet_x/index-j.shtml
第9番惑星が「消滅」してからまだ間もないですが、早くも新惑星存在の可能性を示唆する記事。予想では大きさは冥王星やエリスを遥かに上回り、地球並み。組成は氷と岩石中心なので密度は低くなり、質量は地球の0.3~0.7倍とか。しかし他の太陽系外縁天体同様、大きく歪んだ楕円軌道で公転面も他の惑星より大きく傾いているようです。
これほどの大きさの天体を生成する物質が海王星以遠で集まるのか、という疑問については、海王星同様、現在位置よもっと近くで生成され、海王星の移動とともに更に外側へはじき飛ばされたという説を展開しています。
ただし、仮に運よく発見できたとしても、「軌道近くに似たような天体が存在しない」という惑星の条件に合致するかどうかはすぐには判定できないかもしれません。でもまずは早期に発見してほしいですね。