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2007年08月28日

日本選手惨敗の予感

地元の日本選手が苦しんでいる。多くの選手がピーキングに失敗し、日本の暑さに慣れていて有利なはずが、逆に外国人選手の方がタフにすら映る。

暑さに慣れているといっても、日常生活での話。日本国内においては真夏に年間で最も重要な選手権大会を行なうことなど、高校総体を最後に経験していない選手がほとんどで、そこにピークを合わせるノウハウでいえば外国の有力選手の方が1枚も2枚も上手。女子走幅跳の池田選手も暑さで集中できなかったと言っているが、当日の暑さだけが問題ではなく、ピークがしっかり合っていないから集中力も欠いてしまう。

100mの朝原選手あたりはベテランらしくしっかり合わせてきていたが、さすがに10秒1台を3連発するのは体力的に厳しかった。結局女子マラソン頼みになってしまうのか…

2007年08月26日

殺人的な大阪の気候

世界選手権など、国際イベントで不安なのは治安とか水や食べ物ということになるだろうが、大阪の場合は気象条件だろう。今大会ではその異常な暑さのために競技に異変が起きている。

男子マラソンでは87人中30人がリタイヤ。3000mSCでは早狩選手が残り1周で障害に膝を引っ掛けて転倒、リタイヤした他、男子でも障害での転倒が続出した。オリンピックや世界選手権でこれほど転倒が続出したのは見たことがない。イメージ通りに身体が動かないのだろう。スタート直後でも転倒してしまうのはアップの段階ですでに疲労し、集中力を維持できないことも要因と思われる。

女子10000mでも暑さのため超スローペースになり、混戦となったところで転倒やシューズが脱げるなどのアクシデント。男子20km競歩では優勝者がゴールラインをまたいだ直後に両足痙攣。他にも途中で倒れてしまったり、疲労で歩型を乱す選手が非常に多かった。まさに殺人的な気候だ。

大阪で開催したのが失敗とは言わないが、開催日程は何とかならなかったものだろうか。大阪の夏の暑さの特徴は、日中よりもむしろ夜にある。日が暮れても気温が下がらないのだ。ちなみに今日8月26日でいうと22時の気温が30.1度。開催日を2週間ほど遅らせれば、少なくとも朝晩はかなりしのぎやすくなる。平年値でいえば大阪の8月25日は最高気温32.5度、最低気温24.7度。2週間後の9月8日開幕ならそれぞれ30.3度、22.5度、最終日は28.6度、21.0度となる。まだ男子50km競歩、女子マラソン、女子20km競歩といった種目が残っているが、このままでは致命的な事故が起こってもおかしくない。

2007年08月25日

世界選手権大阪大会開幕、日本マラソン3人入賞!

世界選手権は最初の種目、男子マラソンで開幕。
酷暑の大阪は、時折陽がかげったり、並木やビルの日陰があったりで見た目はそれほど暑くなさそうだが、実際は相当厳しい気候だったと思う。優勝タイム2時間15分59秒は過去最低。しかもこれまでの最低記録は東京大会谷口選手の出した2時間14分57秒と夏の日本での開催でマラソンは過酷過ぎる。87人出走中、完走は57人。2時間20分以内は9人、25分以内は24人、30分以内でもわずか36人。

日本選手は上位3人が5,6,7位で入賞。願わくば1人はメダルを、という期待はあったがまずまず走りだったと思う。ペースを守ったからこそ入賞できたのだが、途中少し離され過ぎたかもしれない。

ところで、このレースでちょっと注目していた選手がいる。それはイスラエルのSeteng Ayele選手。この選手は1955年生まれの何と52歳。プロフィールを見ると16年前にエチオピアから移住したらしい。今大会は2時間22分27秒で19位に入っていた。

2007年08月21日

中華航空機炎上するも死者ゼロ

那覇空港で中華航空機が着陸直後にエンジンが爆発、炎上するという大事故があった。
ちょうど昼休み中でテレビのニュースで知ったのだが、途中から見たため、最初に見た機体の惨状を見てほぼ全員が死亡か?と思ったのだが、しばらく見ていると乗客・乗員とも死亡者はゼロと知り、不幸中の幸いとはこのことだと思った。

中華航空というとよく事故を起こすというイメージを多くの人が持っていると思うが、今回も整備ミスなどの人為的災害である可能性はある。それでも死亡者ゼロに留まったのは空港の地上整備士の判断力によるところが大きい。整備士は燃料漏れと煙の発生を確認すると直ちに操縦士に交信し、エンジンの停止、消化装置の作動と緊急脱出を指示。もう一つは操縦士の緊急脱出指示に従い、157名の乗客はわずか90秒で機外へ脱出したようだが、乗務員がよほど訓練されていて統率力がないとここまで短時間で脱出することはできないだろう。この脱出完了後わずか1分で爆発したというから、まさにタッチの差で難を逃れたことになる。

この2つの機転がなければ死者はおそらく100名を下らなかったと思う。たとえ大事故が発生しても、危機管理対応がしっかり確立されていて、かつ持ち場持ち場でしっかり責任を果たせば最悪の事態は回避できる好事例になるだろう。なぜ爆発したのかという問題は別として。

2007年08月17日

第11回梅ヶ島LSD


2007年8月12日(日)、第11回梅ヶ島LSDを行ないました。1997年から始めたのでちょうど10周年です。今年は7名の参加と少数でしたが、顔ぶれはなかなかでした(写真は撮影者=私を除く6名)。常連組では秀さんは777さんと夫婦で参加、しげおっち、亀ベーさん、そして地元静岡のGucciさん。それに初参加の大物Nさん(ハンドル名未定)。Nさんの奥様が車でサポートしてくださいました。大感謝です。写真には写っていませんが、今回故障&所用で不参加となってしまった地元サンモリッチさんが大荷物をゴール地点まで届けてくださいました。こちらも感謝!です。


撮影者を変えてもう1枚。この後地下道をくぐって国道1号線の向う側へ移動し、スタート。この時点では時折雲がかかったりしてそれほど暑くありませんでした。


第1休憩所。約6km先の福田ヶ谷サークルKです。徐々に日射しが強くなり、暑くなりそうな予感。


建設中の第二東名、牛妻の曙橋を越えると急に民家が減ります。安倍川に架かる道路橋としては河口から10番目になる竜西橋のたもとで2度目の休憩。


毎年同じ光景ですが、鮎の塩焼き。美味そうですが、さすがにLSDの行程中は食べたことがありません。


21km、中間地点の真富士の里に到着。日射しが強く暑いですが、湿気が少なく蒸し暑くはないのが救い。


ここは名物「わさびソフト」を食べて元気を取り戻します。しかしこの後、徐々に登り坂も増え、木陰が少ないという点で「難所」を経て徐々にスタミナを奪われつつ、第4休憩所「有東木園」へと向かいます。


第4休憩所を過ぎると明らかに傾斜が変わります。それでもこの11回の間に新しい橋やトンネルができてずいぶんと走りやすくなりました。一時は山の斜面の道路が崩れたため、仮設道路で一旦川原に下りてから急勾配の道を登って中腹に戻るということもありました。この区間最大の難所「梅ヶ島大橋」を越えると梅ヶ島小中学校近くの「市川屋」で最後の休憩。


すでに35km、高低差400mを登ってきました。容赦なく照り付ける真夏の太陽でみんなぐったり。


紅一点の777さんと支えながら走る秀さん。Nさんの奥様も元長距離ランナー。後半は車で休憩所に先回りしては走って戻り、伴走してくれました。


最終区間は7kmで300m以上登る最難関。すでに疲労困憊のところで2度、3度と繰り返す急勾配の登り坂で体力の限界に追い討ちをかけます。しかし7人のランナーはそれぞれのペースでしっかりと完走し、ゴール地点の新田温泉「黄金の湯」に到着。毎度のことながら、夏休み等の貴重な1日を使って参加し、力を振り絞って完走する姿には元気付けられます。

この後温泉に浸かって休憩室でビールなど飲みながら一休みし、路線バスを待っているところです。帰りのバスに乗ってみるとどれだけ厳しいコースだったかがよくわかります。バスでも1時間40分、料金にして1,500円もかかる長い行程です。皆さんお疲れさまでした。

2007年08月16日

74年ぶりに最高気温記録更新!


2007年8月16日14時20分の観測で岐阜県多治見市が40.9度を記録、山形が1933年7月25日に記録した40.8度を74年ぶりに更新した。次いで、埼玉県熊谷市が14時42分に同じく40.9度を記録した。図は日本気象協会のtenki.jpの14時現在のアメダス。画像中央下部に40.7の表示のあるところが多治見市で、この20分後に40.9度を記録した。

2007年08月08日

惑星ぜんぶ見ようよ☆ブロンズ賞


国立天文台、日本望遠鏡工業会が主体で「惑星ぜんぶ見ようよ☆キャンペーン」を実施中。2007年6月30日~2008年5月31日までの間に8惑星を見つけようという企画。賞は3段階で、「ブロンズ認定賞」は、地球(デフォルトで観察済)のほか、金星、火星、木星、土星を見つけて申告すると認定される。さらに水星を見つけると「シルバー認定証」、天王星と海王星を見つけると「ゴールド認定証」がもらえる。(認定証はPDFファイルをeメールで送ってくれる)

サイト上の星図を参考に観測し、昨日ブロンズに到達。天王星と海王星は望遠鏡がないと無理だし、水星も実は観測が難しい(ホントかウソか、あのケプラーやコペルニクスも生涯見たことがないという話を聞いたことがある)。水星は6月初旬の東方最大離角という千載一遇のチャンスに見逃してしまったのが悔やまれる。

2007年08月01日

今年は冷夏?

梅雨明けもやや遅かったし、梅雨明け後もなかなかカラッとしません(天候不順で、静岡県の高校野球も決勝戦が8月1日にずれ込みました)。週間天気予報でも今日現在、少なくとも立秋まで静岡市では最高気温は30度を超える日はありません。もしかして冷夏でしょうか?
まとわりつくような蒸し暑さがないのはありがたいけれど、農作物に影響が出なければいいのですが。